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ソフトB・城島アドバイザー 松田にゲキ! 「格好いいベテランになってくれ」

[ 2022年2月11日 05:30 ]

ベンチから松田(右)の練習を見守る城島会長付特別アドバイザー(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

格好いいベテランでいてくれ――。ソフトバンクの城島健司会長付特別アドバイザー(45)が、宮崎キャンプ滞在最終日となった10日、筑後から宮崎に合流したばかりの松田宣浩内野手(38)を熱く激励した。ホークスをはじめ日米で18年活躍した強肩強打のレジェンド捕手は、チーム最年長野手の奮起を願い、キャリアに自信を持ってレギュラー獲りに挑むように説いた。

今キャンプで直接言えるのは、この日だけ。城島会長付特別アドバイザーが10日間の任務を終える日に、松田が宮崎に合流した。フリー打撃後に松田と今年初対面。レジェンドOBは端的に伝えた。

「いい先輩になってくれ。格好いいベテランになってくれ」
短い言葉だが17年目の松田には染みた。日米通算で18年プレーした城島氏は、帰り際に熱弁した。

「彼は、いいベテラン。チームにとって、凄く彼というベテランはいい方に回る。ある意味、組織には違うベテランも時として要る。チームが苦しい時に彼の経験とキャラがチームと藤本さんを助けてくれると思うので、今日も話をした」

松田は昨季の9月29日、西武戦で通算300本塁打を達成した。しかし、若手の台頭もあり正三塁手としての出番は激減した。今季の年俸は3億円減。さらにはコロナ陽性判定で宮崎合流が出遅れた。城島氏は松田に、際立つキャリアを振り返ることで自信を取り戻すことを勧めた。

「(凄い)キャリアって、長くやっていないとはじまらない。本塁打も300本打つには1本打たないと始まらない。だからもう一度、自分がやったキャリアを自分で褒め、これだけ数字を残したというのを確認して、今シーズンも見直して」

城島氏なりの激励を受けた松田は、この日の練習でも声を張りあげ、まずはチーム内に活気を戻した。最短で、あす12日の紅白戦で初実戦に臨む予定だ。「いいお言葉をもらい、頑張ろうとなりました。もう一回、遠くに飛ばしたい。30本(を狙うの)は、おかしくなる。もう一度鍛えて、シーズン20本を狙いたい」。昨季は14本塁打。30本塁打を放った19年以来となる20発を目標に掲げる熱男が、熱い言葉に燃える。(井上 満夫)

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