[フレーム]
新聞購読とバックナンバーの申込み

日本ハム・輝星 藤川氏に火の玉ストレート継承を誓う 新庄監督「似てきたね」

[ 2022年2月11日 05:30 ]

藤川球児氏が見つめる中、ブルペンで投球練習する吉田(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

日本ハム・吉田が火の玉ストレート継承を誓った。2軍の国頭キャンプを取材に訪れた野球評論家の藤川球児氏からの金言。ブルペンでは体の動かし方を指摘され修正すると、高いリリースポイントから角度ある直球が面白いように決まった。

「真っすぐといえば一番名前の出てくる方。高めを振らせたり、低めもボールと思ったのがストライクというような球を投げたい」

投球時に三塁側へ正対した胸の角度を維持したまま体重移動し、リリースで捕手へ一気に向き直るよう意識付けた。自然と下がっていたリリースポイントが高くなり、打者目線からは球の出どころが見えにくくなった。

夏の甲子園準優勝で旋風を起こした金足農時代は、浮き上がるような直球が武器だった。だがプロ入り後は3年続けて直球の被打率は3割を超え、昨季は4割。こだわる軸球が捉えられ、プロではまだ1勝だ。藤川氏は「前はあった感覚でしょ?またできます。手首が立つから身長も高く見える。これなら20年できるよ」と語りかけた。

新庄監督は「似てきたね、フォームが球児に」と1時間以上にわたる助言での成果に感謝。「前回見た球筋と全く違った。オープン戦で球児君みたいに"真っすぐいきます!"と。それで空振りを取るような球を投げなさいと伝えた」と予告火の玉まで指令した。

新型コロナに感染し、7日に2軍へ合流したばかり。隔離療養を経て「ホテルや保健所の人に凄く感謝している。プレーで見せられれば」。吉田の右腕に再び火の玉を生む炎がともった。 (後藤 茂樹)

《大海初ブルペン12球》昨季10勝を挙げた2年目右腕・伊藤が、今キャンプ初のブルペン入り。立ち投げで12球を投じた。新型コロナウイルスの陽性判定を受け、6日に合流したばかり。前日9日に行ったインスタライブでは突如、コメント欄に登場した指揮官から「3月5日の巨人戦2番ショートスタメンで行きます」(原文まま)と投稿されたが「僕はちょっと違う意味で捉えている。2番手のショートイニングなのか」と、冷静に分析していた。

続きを表示

野球の2022年2月11日のニュース

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /