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オリックス 育成・宇田川 紅白戦で最速151キロ&1回無失点3奪三振 指揮官も「いいと思います」

[ 2022年2月11日 20:55 ]

紅白戦 紅組2―1白組 ( 2022年2月11日 宮崎・SOKKENスタジアム )

<オリックスキャンプ・紅白戦>3回3連続三振の好投を見せた育成の宇田川優希はベンチで笑顔が絶えない(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

オリックスは宮崎キャンプ第3クール2日目の11日、今年のチーム初実戦となる紅白戦を実施。3回から紅組の2番手として登板した育成2年目・宇田川優希投手(23)がこの日の最速151キロを計測した直球と鋭く落ちるフォークを武器に、1回無失点3奪三振と存在感を発揮した。

「昨年とフォームを一から変えたので、どうなるか分からなかったんですけど、うまくハマってくれて、よかったかなと思います」

圧巻の投球を展開した。先発・中川颯の後を受け、3回からマウンドへ。まずは先頭・釣を136キロのフォークで見逃し三振に仕留めると、続く1番・佐野皓も150キロ前後の直球で追い込み、最後は138キロのフォークで空振り三振に料理。最後は2番・来田のバットも137キロのフォークで空を切らせた。

昨秋のみやざきフェニックス・リーグ終了後、フォーム改造に着手。「一から変えました。体重移動とか、まったく違う感覚で投げている。ストレートの質とコントロールがよくなったかなと思う」と手応え十分だ。この日の直球の最速は151キロだったが、「まだ肌寒いので、どれだけ出るか分からないんですけど(もっと)出そうな気はします」と、これまでの最速154キロからの更新も視界にとらえる1メートル84、92キロの大型右腕。「もう2年目。大卒なんで時間がないと思うので、ゆっくりやっていられない。チャンスをもらったら結果を」と言葉に力を込めた。

見守った中嶋監督は「いいと思いますよ」とうなずき、「もともとスピードがある投手ですし。去年、そんなに実戦に投げているわけじゃないんで、その点では一発目には、いい。僕よりは、周りにいいアピールになったんじゃないですかね」と話した。

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