刑事弁護フロンティア
季刊刑事弁護新人賞全作品(2004?2015)
刑事実務の総合誌である『季刊刑事弁護』が創刊20周年を迎える。それを記念して、若手弁護士の創意・工夫を顕彰する「刑事弁護新人賞」全作品を収録する(第1部)とともに、被疑者国選弁護・裁判員裁判導入などによる刑事弁護の変化と今後の課題を検討する(第2部)。
第1回(2004年)
[最優秀賞]過酷な取調べから依頼者を守る 森 直也
[優秀賞]音信不通の母親を探して得た執行猶予 小林功武
緻密な立証活動で戦う否認事件 小林正憲
第2回(2005年)
[最優秀賞]熱意で守った教師への夢 葦名ゆき
[優秀賞]障害を正しく理解する裁判を目指して 金岡繁裕
初出勤まであとわずか?! 上條弘次
第3回(2006年)
[最優秀賞]刑事弁護は人の矜持を守る仕事 川口 創
[優秀賞]「再犯のおそれ」を考え、関わる 金岡繁裕
被告人の利益 坂根真也
第4回(2007年)
[最優秀賞]被告人に寄り添う情状弁護 谷口太規
[優秀賞]再度の執行猶予をめざして 紺野明弘
有罪証拠の中に潜んでいた無罪証拠 小澤 進
第5回(2008年)
[最優秀賞]少年の安易な身体拘束と闘う 林 真希
[優秀賞]外国人事件における困難に取り組んで 南川 学
第6回(2009年)
[最優秀賞]法科大学院教育の成果 佐藤 力
[優秀賞]初めての国選弁護事件を通じて 船崎まみ
親子関係の修復を目指して 高橋和央
[特別賞]初めての最高裁--「有罪ありき」の責任能力判断を問う 浦崎寛泰
第7回(2010年)
[最優秀賞]ブレイクスルー思考的弁護活動の一例 市川雅士
[優秀賞]高齢者の万引事件--情状弁護における福祉との連携 寺林智栄
もう1つの実況見分 白 諾貝
第8回(2011年)
[最優秀賞]情状弁護としての福祉的支援の必要性 高橋千恵
[優秀賞]離島で限られた資源を活用して得た釈放 寺田明弘
責任能力が問題となる要通訳事件の難しさ 大坂恭子
[特別賞]名誉回復手段としての被疑者補償制度の活用 田中広太郎
第9回(2012年)
[最優秀賞]目撃者は実はいなかった--裁判員裁判控訴審破棄一部無罪 山本了宣
[優秀賞]「生き直しの場」を模索すること 菅原直美
「足」で稼ぎ「足跡」でたぐり寄せた否認事件の勾留請求却下と不起訴処分 炭谷喜史
[特別賞]2つの重大な違法捜査が認定された事例 三澤太雅
第10回(2013年)
[優秀賞]それでも被告人はやってない 辻 亮
私の国選第1号事件 馬場俊光
[特別賞]「孤独」という絶望に寄り添う 吉田 督
第11回(2014年)
[最優秀賞]指名手配・逃亡生活を経て再度の執行猶予を得た事例 折戸誠子
[優秀賞]実況見分調書と闘って獲得した無罪判決 小林和彰
事実の探求 赤堀順一郎
第12回(2015年)
[最優秀賞]被害者供述の信用性を弾劾して勝ち取った無罪判決と逆転刑事補償 神林美樹
[優秀賞]虚偽告訴の解明と無罪判決 染川智子
包摂か排除か--福祉的支援を確保して懲役刑を回避した事案 芝崎勇介
第2部 刑事弁護の新たな地平をめざして
制度改革への刑事弁護センターの活動 幣原 廣
日弁連刑事弁護センター25年の歩み 中山博之
[座談会]被疑者国選・裁判員裁判時代と刑事弁護の成果と課題 若園敦雄・吉田安志・秋田真志・阿部 潔・宮村啓太・高平奇恵・大出良知
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本体3,100円+税
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