冬の訪れとともに、ニホンザルたちの温泉の季節がやってきた。「申年」も明けて「戌年」となったが、長野県北部の地獄谷野猿公苑には「スノーモンキー」が温泉に入る姿を一目見ようと、今年も変わらず世界中から観光客が殺到している。
「スノーモンキー」たちは気持ちよさそうに温泉を楽しむだけでなく、なかには泳いだり、追いかけっこしたり、または温泉につかりながらウトウトする姿を見せてくれるサルもいる。雪の中で遊ぶそんなサルたちを初めて目にした外国人たちはいずれも興味津々の様子だった。
長野県の雪山で暮らすこうしたサルたちは、世界で唯一温泉に入ることから、「スノーモンキー」と呼ばれ、海外の観光客たちからの人気が高い。同地を訪れる観光客は、温泉に入りながら、雪景色と「スノーモンキー」を堪能できる。「スノーモンキー」たちもまた、人間を恐れることなく、露天の温泉に入っている観光客を見ると、自ら近づいて来て一緒に入ることもあるという。こうした行動はサルにとって非常に珍しいと言える。
冬の間、「スノーモンキー」目当てに長野県を訪れる観光客の数が年々上昇傾向にあり、これらの「小さな」サルたちが「大きな」経済効果をもたらしていると言える。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年1月11日
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