お正月映画「鬼吹灯之寻竜訣(The Ghouls)」、「老炮児(Mr. Six)」、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」などがヒットしているのに続き、春節(旧正月、今年は2月8日)に合わせて、「年獸大作戦(Mr.Nian)」、「西遊記之孫悟空三打白骨精(The Monkey King 2)」、「澳門風雲(From Vegas to Macau) 3」、「大唐玄奘」、「蒸発太平洋(LOST IN THE PACIFIC)」、「美人魚(The Mermaid)」などの話題作が一挙公開となる。深セン特区報が報じた。
家族が集まり楽しい一時となる春節に、「映画鑑賞」というのが多くの人の定番になりつつある。2014年の春節は、1週間で中国全土の興行収入は14億1200万元(約254億1600万円)となり、「史上最強の春節映画」と称された。「モンキー・マジック 孫悟空誕生(原題:西遊記之大鬧天宮)や「パパ、どこ行くの?」、「澳門風雲」などが大ヒットとなり、続編製作につながった。そして、15年の春節映画の興行収入はさらに伸びて17億3千万元(約311億4千万円)に達した。業界筋は、今年も記録を塗り替えると予想している。
周星馳監督の新作「美人魚」がついに公開
ヒットメーカーである周星馳(チャウ・シンチー)監督が3年の歳月をかけて完成させた「美人魚」。周監督と言えば、13年の「西遊記〜はじまりのはじまり〜(原題:西遊・降魔編)」が、中国の興行収入記録23項目を塗り替え、世界での興行収入が2億1800万ドル(約257億2400万円)に達した。それから3年間、「美人魚」の製作に没頭していた。同作品では、海を走っていた船が人魚姫に遭遇し、船に乗っていた男性が一目惚れ。人魚姫とのラブストーリーが展開される。