読書の勧め

2024年8月 7日 (水) 投稿者: メディア社会コース

さて、今週のブログでは1昨日も異なる本をおすすめしました。

こちらもふと手に取ったのですが、しみじみとしてしまいました。

『水車小屋のネネ』は、長い時代に様々な登場人物が、そのときそのときを周りと助け合いながら生きていきます(登場人物にはなくなる方もいます)。私のなくなった母親は私にマンションの人と仲良くしなさい、助け合いなさいと言っておりました。しかし私は朝は7時頃に家を出て、夜は9時以降にもどるためにほとんど住人とあったことがなく、助け合うということを大げさに言えば人生のテーマとして考えておりました。

著者は「無理のない親切」をみんなでする話を書きたかったとおっしゃっていました。私が一番印象に残ったのはこの本の主人公格である律がかつて親切にしてもらった先生の家に食べ物をもっていって二人で食べる場面でした。親切にしてくれた方にすぐに返すのではなく、長い期間で見れば親切にしてくれた方にも無理のない親切をうれしく受け取ってもらえる時が来るのだなと先に申し上げたようにしめじみしました。

この本は、しみじみするだけのものでく、読んで面白い本です。もし気になったら是非読んでみてください。

山崎晶子

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