ポーランド日本情報工科大学へ訪問(ポーランド出張報告その5)

2018年8月 7日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース

ポーランド出張の機会に,メディア学部と提携したワルシャワににあるポーランド日本情報工科大学を訪問しました.
私がすでに4回訪問したことがあり,デジタルコンテンツやゲームなどの制作や研究の交流ができると考えて,2015年に提携しました.その経緯は,2015年の記事にまとめています.
まず,建物です.建物の外観に,日本語で「ポーランド日本情報工科大学」と書いてあります.また,ロゴをみてください.ポーランドの国旗と日本の国旗を生かしたデザインになっています.
この大学はJICAの支援を受けて設立できたこともあり,日本文化学部があります.その学部の副学部長の東保先生とまずお会いしました.そして,学長のNowacki先生にもご挨拶できました.
デジタルコンテンツ制作やモーションキャプチャなどの施設がビトムという都市にあるので,その説明をしていただきました.
研究教育施設も10年前と違っていることから見学してきました.サウンド編集,映像編集,3Dプリンター,さらには美術関係の演習室等の見学しました.
これは1990年代の初期の段階でJICAの支援で導入したスーパーコンピュータです.
今回,訪問した時に驚いたことは,周りのレンガの塀がとてもきれいになっていたことです.作り替えたと思うくらいですが,以前の話では,このレンガの塀を一部でも解体するときには,許可を得ることがたいへんだということでした. 後から聞いて分かったのですが,水で洗い流したとのことでした.このような戦争時代からある建造物には銃弾のあともそのままにしているところがあり,これからの平和を願う気持ちも新たになりました.
次の機会には,メディア学部の学生も一緒に行きたいものです.また,共同研究などの計画を立てたいと思っています.

大学院メディアサイエンス専攻 近藤邦雄

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