スペクトログラムを作る
2017年5月15日 (月) 投稿者: メディア技術コース
みなさん、こんにちは、
メディア専門演習「音・音声インタフェース」では、プログラムでシンセサイザやカラオケ採点機をつくります。4回目はサウンドスペクトログラムを作りました。サウンドスペクトログラムとは、図1のように横軸に時間を縦軸に周波数をとり、いろいろな周波数の音の成分が時間的にどのように移り変わっていくかを表示するものです。これからシンセサイザで作る音がちゃんとできているかチェックするのに利用します。
図1 サウンドスペクトログラムの例
強い音は赤で、弱い音は青で表示されています。薄緑が中間くらいです。この強さと色の関係をカラーマップと言います。図1で使われているカラーマップは jet と呼ばれるものです。
実はカラーマップにはいろいろな種類があります。
みなさんも体験できるように、フリーの信号処理ソフト Scilab を使って擬似的なスペクトログラムを作ってみましょう
x = ( 1 : 16 )' * ( 1 : 16 ) ;
×ばつ16で256です。
次に以下の命令を実行します。
Matplot( x ) ;
すると、モザイクのような模様が出ます。さらに、次の命令を実行します。
xset( "colormap" , jetcolormap( 256 ) ) ;
すると、以下のような色表示が出ます。左上が濃い紺、右下が農い赤になっています。
図2 カラーマップ jet
他にもいろいろあります。秋の雰囲気のカラーマップ autumn はどうでしょうか?
図3 カラーマップ autumn
レントゲン写真のようなのもありますよ。次はカラーマップ bone です。
図4 カラーマップ bone
jet は虹の七色にも似ていますが、もっと虹らしいのもあります。
図5 カラーマップ rainbow
みなさんでも簡単に体験できます。試してみてください。
相川 清明
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