【写真:(C)ZST事務局】
8月31日『ZST.42』世羅智茂戦では、熱戦の末、ドロー決着となった牧野仁史。11月23日『ZST.43』では、伊藤盛一郎との対戦が決定しているが、はたしてその意気込みとは? また、今回は"アイ・アム・イケメン"が尊敬してやまないアスリートについても聞いた。そこから、牧野が目指す道が明らかに。
【開催】2014年11月23日(日)
【大会】ZST.43 〜旗揚げ12周年記念大会〜
【時間】
開場14:00
第1部SWAT!バウト開始14:10 第2部本戦開始16:00
【会場】ディファ有明
──前回、世羅智茂選手は牧野選手のご指名でしたが、11月23日『ZST.43』伊藤盛一郎選手との試合も、また牧野選手の指名だったんですか?
牧野 いや、今回はボクからではないですね。きっと本人が志願して、「イケメンと闘いたい」と言ったんじゃないかと思ってるんですけど。
──ほう。では、逆にご指名された感想としてはいかがですか?
牧野 「いい度胸してるなあ」って感じですね。
──奇しくも、イケメン対決ですし。
牧野 あ、ああ、そうですね(照)。こっちのイケメンは、もうおっちゃんですけど......。
──そんな、ご謙遜を(笑)。でも、伊藤選手ってZSTの中でも若手の選手だと思うんですが、そういう世代の選手から名指しされるというのはどうなんですか?
牧野 正直、生意気だって感じですよ。ボクと彼とは、10歳年が離れてるんですよね、確か。でもね、やっぱりおもしろい試合にはなっちゃうんじゃないかと思うんですよねえ。
──ほう、噛み合いそうですか。
牧野 心の中では「生意気なクソガキだな」とか「ブッ潰す!」って思ってますけど、まあ、わりと客観的に考えると、「これはおもしろいカードを組んじゃったなあ、上原代表」という感じですね。
──それはまた楽しみです! ところで、今日は"アスリート"牧野仁史にうかがいたいんですが、牧野選手が同じアスリートでリスペクトしている選手って、どなたかいらっしゃいますか?
牧野 なるほどね。それでいうと、毎日ビデオを見ているような、リスペクトしている選手が一人だけいますね。ズバリ、鈴木一朗(イチロー)選手ですね。
──へえー! イチロー選手とはまた意外でした。なんか、勝手にサッカーの本田圭佑選手とかかなあと思ってました。
牧野 あ、それは顔が似てるだけです(キッパリ)。
──それは失礼しました(笑)。
牧野 確かに、まったく畑違いの選手なので、ボクが鈴木一朗選手を意識してるというのは、気づいている人はいないと思うんですけどね。ただ、トレーニングの仕方とか、練習の仕方とか、試合への持っていき方とかは、本当に素晴らしいですよね。ルーティンワークを完璧にやって、仕事も完璧にこなすという。つまり、ただ「努力してるから」とか、そういうことだけじゃなくてね、才能を大事にしつづける姿勢が素晴らしいんですよ。
──なるほど。不摂生して選手寿命を縮めてしまう選手もいる中で、イチロー選手はそうではない、と。
牧野 そう。そこで言うと、"アイ・アム・イケメン"もグラップリングだけは特別な才能を持って生まれてしまったので、その才能を1年とか短期間で潰したりしないように、大事に大事にしていくということをスゴく考えてますよ。
──才能を大事にするというのは、たとえば?
牧野 ボクは、トレーニングを雑にやったことなんか一度もないんですよね。トレーニングも一つひとつ丁寧にやっていますし、それは生活面でも同じで、毎日同じ時間に起きて、同じ時間に寝て、できるだけ毎日同じ場所で仕事をして、という。
──生活のリズムまで含めて、一つひとつの行動を大事に行うわけですね。
牧野 もう、1時に寝て、8時に起きるという生活は、ここ何年も崩したことないですからね。目覚ましがなくても、自然と目が覚めますし。そういう意味でも、アスリートの人で共感できるというか、10年活躍してるその感じとかも真似したいなと思える人は鈴木一朗選手ですね。自分が10年後、40歳になったときに、ああいう選手でいたいという話なんですけど。
──つまり、10年後も第一線で活躍している、と。
牧野 そう。10年間、グラップリングで強い人と闘い続けたいと思ってるということです。40歳になる過程で、いまよりももっと進化していたいですし、グラップリングという競技も自分が先頭に立って、しっかり広めてたいなと思ってますからね。
──それは、10年後にまだまだ進化してるだろうという目算があるということですよね。
牧野 ええ。まあ、こればっかりは競技特性もあると思うんですよね。これはグラップリングだからできてるだろうなということもあるんですよ。30歳過ぎても強くなれるという意味では、野球とグラップリングって共通してると思うんですよね。
──ほかの競技は30歳過ぎると、やはり厳しいですか?
牧野 やっぱり、長時間走り続けているサッカーとか、瞬発力を求められる柔道とかは、20代のうちしか進化するのは難しいのかなとは思います。ただ、野球とかグラップリング、まあゴルフもそうだと思うんですけど、積み重ねた経験やトレーニングでしっかり対処していける競技という意味で、共通しているジャンルなのかなって。それと、ボクの場合は、ここまで来ると、もう"使命感"みたいなものもありますし。
──使命感、ですか。
牧野 やっぱり第一人者としてグラップリング界を引っ張っていくという気持ちがありますし、どんどん強い相手と闘って進化しないといけないなと思ってますよ。まあ、苦しんだ中にいろんな出会いがありますし、出会いがあれば強くなっていけますしね。だから、このあいだ闘った世羅選手との出会いは素晴らしかったですよ。勝ちきれはしなかったんですけど、お互いに力を出し合えたし、なんかスゲエいいライバルが見つかったなと思いましたね。
──へえ〜。では、いずれまた再戦もありそうですか?
牧野 まあ、世羅選手もきっと世界的な柔術家になる選手だと思いますので、お互いにそれぐらいの世界レベルになったときに、また闘う機会があるんじゃないかと思ってます。
──いやあ、今回も話が壮大です! ホント、いつもスゴいですよね、牧野選手は。
牧野 フフフフ......。あのー、じつはこのインタビュー、今回で13回目なんですよね。
──え! 牧野 全然気づきませんでした。よく数えてましたね(笑)。
牧野 もう、そろそろ編集して一冊の本とかにまとめられるんじゃないかとも思ってるんですけど(大真面目に)。
──ハハハハハ! それは、上原代表に交渉をお願いします(笑)。
牧野 そうすると、"アイ・アム・イケメン"もとうとう印税生活になれますので。
──まあ、イチロー選手関連の本は山ほど出てますしね。
牧野 やっぱり、そういう野望もそろそろ抱いていこうと思います。フフフフ......。
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