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2008年04月21日

レヴォリューション No.3 金城一紀

レヴォリューション No.3

これは面白い!!と思った。けど、正直、ただ面白いだけだったかも・・・。疾走感というか、青春だなー、世界を変えるなんてマジで思える高校生っていいなと思えます。爽快です。この物語にでてくる高校生のグループ「ザ・ゾンビーズ」が登場するシリーズとして、「フライ,ダディ,フライ」と「SPEED」がでているそうなので、のちのち読んでみたいと思います。さらに読みたい本が増えた。

今回の内容は・・・
三篇が納められています。偏差値の低い高校の男子高校生の集まり「ザ・ゾンビーズ」が、近くの女子高の学祭に乱入しようと試みる!という単純明快な話、そして、その後、高校卒業するときに、仲間の一人(ヒロシ)のために沖縄へ行こうと計画を立てるが、山下がヘマをしてお金なくなった!どうする?という話、そして、最後が女子大生をストーカーから守れ!という話です。

輝いている
高校生たちが本当に生き生きと書かれていている。そして、バカなことを考えて、実行しちゃう。バカなことだけど、真剣にやるから楽しいことにかわってる。そして、青春だよ!爆発しそうな性欲があるのだけど、実際に女の子を目の前にするとチキンハートになってしまってたり。友達のために、力を貸してあげる。けど、なれなれしくなんかない。軽いけど、深い友情。照れくさいから、お礼なんてマジでいえないけど・・・的な感じだ。

ドクター・モロー
ドクター・モローという先生がいる。生物の先生なのだが、この先生がなかなかいい味を出している。頭がキレるではなく、賢いのだ。年の功がいい感じででていて、とてもいいキャラクターだ。まずは、生徒に向かって
君たち、世界を変えてみたくはないか?
と言い出したのも、ドクター・モローだし、女の子にもてないから、どう克服するかという問いに
「努力だ」(p.24)
だけきっぱり答える所とか実に素敵な人に描かれている。才能を探し続けろといったり、実は名言、助言を連発しているある意味キーパーソンだ。




高校生ときのあのバカさ加減を心の底から思い出してみませんか?

create1192 at 22:00│Comments(0)TrackBack(0)│ [フレーム] │本(小説一般)

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