2007年12月01日
秘密の花園 三浦しをん
秘密の花園 (新潮文庫 み 34-4)
初めて三浦しをんさんの作品を読んでみました。
本を通して、作家の影がちらつくのはあまり好きじゃない。登場人物が何人も登場したときに、作家という一人の人間が何役もやっているように感じてしまう。こういう作品は好きじゃない。もちろん作品全体としての一貫性はなきゃいけない。しかし、キャラクターとなれば、話は別だ。キャラクターが「それぞれ」生き生きと描かれている作品が好きだ。
そういう意味で、今回の「秘密の花園」にでてくる3人ともに非常にいきいき書かれてて好きだ。性格的に、自分に近いと思ったのは、翠だろうか。
作品の舞台は、キリスト教系の女子高。男にしたら、既に十分「秘密の花園」なんだが、そういう内容ではないです笑。
三者三様に誰もが、心の奥底に「なにか」を抱えてていて、苦しみもがき、そして、それでも希望や絶望を見つける。
初めて三浦しをんさんの作品を読んでみました。
本を通して、作家の影がちらつくのはあまり好きじゃない。登場人物が何人も登場したときに、作家という一人の人間が何役もやっているように感じてしまう。こういう作品は好きじゃない。もちろん作品全体としての一貫性はなきゃいけない。しかし、キャラクターとなれば、話は別だ。キャラクターが「それぞれ」生き生きと描かれている作品が好きだ。
そういう意味で、今回の「秘密の花園」にでてくる3人ともに非常にいきいき書かれてて好きだ。性格的に、自分に近いと思ったのは、翠だろうか。
嫌になる。小学生のように直接的な言葉で、無神経に人を非難するこの人たちが。でもそれ以上に、己の冷たさを恥じているくせに、頑なに心を開こうとしない大人げない自分に嫌気が差す。
作品の舞台は、キリスト教系の女子高。男にしたら、既に十分「秘密の花園」なんだが、そういう内容ではないです笑。
三者三様に誰もが、心の奥底に「なにか」を抱えてていて、苦しみもがき、そして、それでも希望や絶望を見つける。