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2010年01月

新成人が壇上で扇子かざし乱暴...市長が一喝:YOMIURI ONLINE
長崎県佐世保市で10日に開かれた成人式で、新成人の男性約20人が式典中に壇上で騒ぎ、朝長(ともなが)則男市長から一喝される場面があった。
男性たちは、朝長市長のあいさつなどの際、壇上にあがって「おまえの話など誰も聞いていない」などと叫び、扇子で市長をたたこうとした。市職員らに制止され、壇上から引きずり下されたが、市長は「社会のルールを守ることを認識してほしい。社会は厳しいものですよ」と一喝。他の新成人から拍手がわき起こった。


社会のルール以前に、立派なテロ行為じゃないか。なぜ、その場で全員逮捕しないか。射殺されても不思議じゃないぞ。

壇上に上がるといえば、浅沼稲次郎暗殺事件が想起されるし、市長暗殺といえば、同じ長崎県では2007年に長崎市長が射殺された事件があったばかりではないか。このヌルさは何だ。
タグ :
#成人式
#テロ

東京都の高等学校書道科教員による書展終了しました。このブログを見てきてくださった方もいらして、御多忙のところ御来場ありがとうございました。

展覧会と作品の写真は明日ぐらいにPicasaにUpします。このエントリに貼り付けますので、こちらもご覧いただければ幸いです。

【追記】
Upしました。

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#展覧会
#書道

林芙美子旧居に行ってきました(その1)のつづき

林芙美子は明治37年、山口県下関生まれ。実の父は14歳年下の行商人。この人は芙美子7歳のときに羽振りが良くなり、芸者といい仲になって芙美子の母と別れる。

芙美子の母親が、次に結婚したのもなぜか行商人で、今度は20歳年下。林芙美子のお母さんは年下の行商人が好みらしい。ちなみにこのお母さん、芙美子の実父と結婚する前にも3人の男性と結婚し、それぞれ父親の違う3人の子を生んでいる。この人たちが行商人かどうかは知らない(多分違うと思う)。

そんなわけだから、若いころの林芙美子は極貧生活で、引っ越しを繰り返していたそうだ。なにしろ行商人だから、あちこちに移動するわけ。何度も引っ越して、14歳のときにきたのがこの家だという。

そんなことも踏まえつつ、お宅お邪魔させていただく。前の写真の入り口から入って、まずは一階。いかにも手作りの解説があってほほえましい。

部屋そのものは、薄い畳が敷いてあって、入るとギチギチと嫌な音がする。外見もボロいが中はそれにもましてボロい。歩くと揺れているように感じる。

林芙美子旧居1


が、実はここは芙美子が住んでいた部屋ではない。住んでいたのは二階である。「芙美子の家」ではなく「芙美子の部屋」となっているのはそういう理由だろう。こちらはもっとボロい。

階段を上がってみる。階段の板がしなり、いつ割れても不思議じゃない感じで怖い。そんなに高くないのに、二階に上がるだけでこんなに恐怖を感じるとは思わなかった。

で、これが「芙美子の部屋」。ここで大正6年(14歳)から7年にかけて、母親と二人で住んでいたそうだ。このころ、高等女学校に入るので、この部屋で受験勉強をしたのである。

林芙美子旧居2


この家の下の階には天井がないため、階段を上がって行くと床板の薄さがよくわかる。ついでに畳も薄い。これは二階というよりは、大きな二段ベッドだ。

壁には思いっきり亀裂が入っている。窓を開けると壊れるので手を触れるなという貼り紙があった。天井も異常に低い。この写真では天井の低さは分からないので、立ってみた。頭が天井にめりこむ。まあ、僕がでかいんだけど。

林芙美子旧居3


歩いていても「8時だよ全員集合」のセットみたいに一気に崩壊しそうで怖い。いや、たぶん全員集合のセットの方が丈夫だろう。

というわけで、尾道に行ったら、喫茶おのみち林芙美子に立ち寄ることをオススメする。場所は駅のすぐ近く。芙美子像が目印だ。

ついでに書いておくと、尾道には志賀直哉の旧宅もある。

こちらは尾道というと誰もが思い出す丘の中腹にある。こんな坂の多い所は住みにくそうだが、金持ちはどういうわけだかこういう高いところに住みたがる。

志賀直哉旧居


志賀直哉がここに住んでいたのは、30歳のころで、大正元年11月から一年弱だったらしい。東京からここに引っ越してきたのは、父親と仲たがいしたのが原因だという。
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#林芙美子
#志賀直哉
#尾道

年末に岡山近辺を旅行したんだけど、ついでに尾道にも行ってきた。

尾道を散策した後で、休憩するところを探していたら、アーケードの出口付近にこんな喫茶店があった。喫茶おのみち芙美子

林芙美子1


尾道にはお遍路のとき、来たことがある。その時、この商店街は歩いたはずだが、こんな店には全然気づかなかった。ちなみに、このアーケードを出てすぐのところに林芙美子の銅像がある。

だから、初めは地元にゆかりのある作家にイッチョカミしたか、ファンが作った喫茶店かと思った。ところが、奥に「林芙美子の部屋」があると看板に書いてある。これは何だろう。復元したんだろうか。

イマイチ意味が分からんが面白そうだ。実は林芙美子の小説は読んだことがないが、坂の多い尾道を散策して疲れていたので入ってみた。

中に入ってみると、客は僕たち以外誰もいない。店の雰囲気は、入り口でも分かると思うが、僕たちの世代ではキュンときちゃうような感じである。

店のそこかしこに林芙美子の直筆原稿だの写真だのが飾ってある。そこへ、兵藤ゆき似のママ登場。この方、なかなか面白い。

「奥に林芙美子の家があるんで見ていって下さい。今電気つけますから」

と言って出て行った先を見ると、ガラスの扉があって中庭のようなところに出られるようになっている。メニューを見ていると、何故か猫が膝に乗ってきた。この猫、知らないうちにいついちゃったそうだ。

「放浪記」なるコーヒーを飲んで一服してから、ガラスの扉を開けて外に出た。そこにあったのは・・・

林芙美子2


右に見える白い棒には「林芙美子の部屋」と書いてある。「家」でなく「部屋」というのがミソ。

オラ、何だかワクワクしてきたぞ。

明日に続く。
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#林芙美子
#尾道
#喫茶芙美子

昨年は事情により中止となりましたが、今年はやります。

東京都の高等学校書道科教員による書展

会期:平成22年1月7日(木)〜9日(土)
午前11時〜6時(初日は午後1時から)

会場:新宿文化センター展示室

会期が短くって恐縮ですが、お時間があればぜひ。
僕はしょぼい作品を出品予定。

喪中なので新年の挨拶はひかえさせていただきます。

で、紅白観てて(といってもちゃんと観ていないんだけど)思ったんだけど、なんでみんなあんなに力が入っているんだろう。

もっと、軽妙洒脱というか、もっとバカっぽいのとか、しょぼいのとかがあってもいいと思うんだけどな。

演歌とか和田アキコとか永ちゃんなんかのキアイ入ってナンボな人はともかく、どうみてもアイドルとかイロモノっぽい人まで力が入っているのはどうなんだよ。どうせたいしてうまくもないくせに。

だいたい「歌の力無限大」なんてテーマからして力入りすぎだよ。いいよもう。「力」とかさ。おなかいっぱい。ごちそうさま。

これ、音楽だけじゃないと思うんだ。このブログで何度かクサした武田双雲とか、最近の映画とかマンガとかアニメとか、みんな無駄に力入りすぎ。本当はしょぼいくせに。

もうみんないいかげん飽きてると思うんだよ。見てて疲れるもの。もっと、しょぼさをさらけ出していいと思うんだ。しょぼいものはしょぼいでいいじゃないか。

だから、2010年は「しょぼい」がクルと思うね。

何がしょぼいかってのは、なかなかうまく説明できないんだけどね。僕も今年は「しょぼい」を追っていこうと思いますよ。前からか。

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