[フレーム]

2007年06月

時間が合わなくてリアルタイムで見られなかったフジテレビ版の西遊記をちょっとだけ見た。

ちょっとだけなんで、批評らしいことをいうのははばかられるが、やっぱりつまんないな。アクションがダメとか言われるけど、なんかもっと本質的に違うように思えた。

西遊記の面白さというのは、四人(馬も入れて五人か)のキャラクターの個性だと思う。フジテレビ版ではそれが描けていないようだ(ちょっとしか見てないからなんともいえないけど)。

例えば、三蔵法師に妖怪退治を命ぜられた三人がゴネるシーンがあったとする。こういうシーンは昔のNTV版にもあったと思うが、悟空・・・面倒くさい、八戒・・・怖い、沙悟浄・・・戦うのは時間の無駄と、それぞれの個性にあったゴネ方があった。

フジテレビ版では、それがない。三人いっしょに同じようにゴネる。それなら三人いる必要はない。女好きとか食いしん坊だとか、そういう表面的なことじゃなく、内面的な描き分けができていないみたいだ。

西遊記のキャラクターというのは、原作の時点で十分完成されていると思う。それなのに、わざわざ違うキャラクターにするというのも意味が分からない。三人の違いが描ききれていない上に、設定を変える必然性が感じられないから、原作を読んでいるとどうしても違和感がある。

なんて偉そうなことを書いたけど、なにしろちゃんと見ていないので、トンチンカンなことを言っているかもしれない。ファンの皆さんはかつての日本テレビ版や、CCTV版を見て感動したオッサンの戯言だとおもって聞き流してください。
タグ :
#西遊記

昨日のエントリで書いたせんねん灸を買おうと思って、せんねん灸のサイトを見てみたら、商品一覧に「伊吹」だの「湖国」だの「竹生島」だの「近江」だのがあるのに気づいた。

これらは滋賀県の地名である。会社の所在を見たら、はたして滋賀県長浜市とある。さらに調べてみると、滋賀県の伊吹山のあたりは、艾(もぐさ)を生産する会社が多いことが分かった。

実はこのあたりは、親戚が多く住んでいるところで、僕のルーツにあたる場所なのだが、艾が有名とは知らなかった。だいたい艾なんてものは、ヨモギの繊維である。だいたい、あんな雑草みたいなものに、名産だのなんだのがあるとさえ思わなかった。

ところが、もぐさが滋賀名物だというのは実は根拠がある。百人一首51番歌にでてくるのだ。

かくとだに えやはいぶきの さしもぐさ さしもしらじな もゆるおもひを(藤原実方)


この「さしもぐさ」ってのが、もぐさのことで、伊吹山のもぐさがくすぶる様子が「燃ゆる思ひ」の比喩になっているのである。なんて知ったかぶっているが、調べて分かったことで、全然気づかなかったよ。ナサケナイ。
タグ :
#せんねん灸
#百人一首

一週間ほど前、中学校の運動会で、参加賞のアルミホイルがほしくて綱引きに出たのだが、これがとんでもなく大人気ない綱引きで、腰を痛めてしまった。

ぎっくり腰というほどのものではないのだが、しばらく椅子に座っていたり、電車に乗っていたりすると、だんだん痛くなってくる。二三日もすれば治るだろうとたかをくくっていたのだが、ここのところ試験の採点でデスクワークが多く、ちょっとよくなったらまた復活するという感じで、ちっとも良くならない。

そこで、友人送ってもらったせんねん灸(レギュラー和紙なし)を試してみた。

まず、シールをはがし、先端に火をつけ、ツボに貼る。とりあえず二つずつ。

最初は何も感じない。こんなもんかなって感じだ。

次第に暖かくなってくる。なかなか気持ちいいぞ。

そして数分後・・・

痛い!痒い!熱い!臭い!
痛い!痒い!熱い!臭い!
痛い!痒い!熱い!臭い!


背中から煙が出ていてカチカチ山みたいだ。なにやら脂汗がでてくる。剛の者はこれをいっぺんに6個とかやっちゃうらしいから恐ろしい。

終わってからはずしてみると(すぐにはずすと台座が熱くなっているので注意)、貼ったところがすこし赤くなっていた。

同様に何箇所かやってみた。肝心の効き目だが、たしかに楽になったようである。もうすこし継続してみようと思う。
タグ :
#せんねん灸

↑このページのトップヘ

traq

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /