無いものは作れ・1
僕がインターネットを使い初めたのは、WINDOWS3.1の時代である。そのころは、まだまだインターネットは発展途上で―今もだけど―インターネットで有益な情報を得るなんて冗談みたいな話だった。
僕はそのころ学生で、コンピュータを使わなくても十分な情報を得ることができた。時間も十分あったし、本が見たければ図書館へ行けばいくらでもあった。だから、当時の僕にとってはインターネットと国文学というのが繋がらなかったし、それほど必要だとも思っていなかった。
それから月日が流れ、大学院を修了し、大学という場を離れると、それまであたりまえのように入手できた情報がなかなか入らなくなってきた。
そこで「情報といえばインターネットだ」ってなもんで、いろいろ見てみるが、あれからずいぶん経ったのに、国文学関連ではなかなかうまく情報が得られない。
まず、いいリンク集が無い。ネットサーファーお墨付きのサイトしか登録させてもらえないという、Yahoo!Japapanのディレクトリはまるで使えない。個々のサイトにそれなりに充実したリンク集は付いているものの、説明がなかったり、リンク切れが多かったりして、参考にはなるが便利とは言いがたい。
そのころ、たまたまインターネット上で知りあった人たちと「とりあえずリンク集でも作りましょうか」ってな感じで初めたのが、この「やたがらすナビ」なのである。
「無いものは作れ」はこれまでインターネットを発展させてきた原動力だ。孫正義だの三木谷だのホリエモンだの、インターネットで金もうけをした人になじみのある人にとってはなかなか理解できないかもしれないが、本来インターネットとはそういうもので、ボランティアによってささえられているのである。
しかし、やってみて既存のリンク集にリンク切れが多いわけがすぐに分かった。「リンク集でも」なんて軽い気持で作れるものではなかったのである。
僕はそのころ学生で、コンピュータを使わなくても十分な情報を得ることができた。時間も十分あったし、本が見たければ図書館へ行けばいくらでもあった。だから、当時の僕にとってはインターネットと国文学というのが繋がらなかったし、それほど必要だとも思っていなかった。
それから月日が流れ、大学院を修了し、大学という場を離れると、それまであたりまえのように入手できた情報がなかなか入らなくなってきた。
そこで「情報といえばインターネットだ」ってなもんで、いろいろ見てみるが、あれからずいぶん経ったのに、国文学関連ではなかなかうまく情報が得られない。
まず、いいリンク集が無い。ネットサーファーお墨付きのサイトしか登録させてもらえないという、Yahoo!Japapanのディレクトリはまるで使えない。個々のサイトにそれなりに充実したリンク集は付いているものの、説明がなかったり、リンク切れが多かったりして、参考にはなるが便利とは言いがたい。
そのころ、たまたまインターネット上で知りあった人たちと「とりあえずリンク集でも作りましょうか」ってな感じで初めたのが、この「やたがらすナビ」なのである。
「無いものは作れ」はこれまでインターネットを発展させてきた原動力だ。孫正義だの三木谷だのホリエモンだの、インターネットで金もうけをした人になじみのある人にとってはなかなか理解できないかもしれないが、本来インターネットとはそういうもので、ボランティアによってささえられているのである。
しかし、やってみて既存のリンク集にリンク切れが多いわけがすぐに分かった。「リンク集でも」なんて軽い気持で作れるものではなかったのである。