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岩井俊二監督 中山美穂さんの演技で一番驚いたこと明かす 劇中の名シーンは「あの演技だけは彼女の作品」

[ 2024年12月8日 22:55 ]

岩井俊二監督
Photo By スポニチ

映画監督の岩井俊二監督(61)が8日、フジテレビ系「Mr.サンデー」(日曜後10・00)の取材に応じ、東京都渋谷区の自宅で死亡しているのが見つかった女優で歌手の中山美穂さん(54)との思い出を語った。

中山さんは岩井監督の映画「Love Letter」(95年)で主演を務め、ブルーリボン賞などで女優賞を総なめにした。

声のみで対応した岩井監督は「また一緒にやろうねって話はしょっちゅうしていたので、それがもう、かなわなくなるのだと思うと...」と語った。

「Love Letter」で中山さんを主演に抜てきしたが「当時はどちらかというとコメディーとか、割とアグレッシブな役が多かった印象で、どちらかというとおきゃんな感じの役が多かった」と語り、岩井監督もそんな印象を持っていたというが、実際に会ってみると「非常に...本当にお姫様のような清楚で、まったく印象が違ったので驚いたっていう感じでした。ちょっと神々しい感じでした」と明かした。

撮影中にも「本当にNGがほぼなかったですね。一番驚いたことでした」と語り、演技の変更を言うと、撮影の時にはちゃんと直してきたという。

また、社会現象を巻き起こした劇中の雪の中で山に向かって叫ぶ「お元気ですか?私は元気です」シーンについては「こちらで細かく、何の演技もつけていなくて、一人でやったことです。本人の理解と本人の感受性でやった場面なんで、あの場面だけは僕の物ですらなく、あの演技だけは彼女の作品だなとすごく思います」と振り返っていた。

09年の映画「サヨナライツカ」の時に中山さんをインタビューしたこともあるMCのフリーアナウンサー宮根誠司も「言葉一つ一つをていねいに選ばれてインタビューに答えられるという、まさにプロだなと思うんですけど。言葉のチョイスってすごいですよね」と振り返っていた。

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