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阪神・中野 故障再発防止トレだ! 臨時コーチを務めた秋本真吾氏から患部に負担かからない走法再確認

[ 2022年2月12日 05:30 ]

秋本真吾スプリントコーチ(右)とダッシュする中野(撮影・阪井 日向)
Photo By スポニチ

下肢のコンディション不良で別メニュー調整中の阪神・中野が、安芸2軍キャンプで2日間臨時コーチを務めたスプリントコーチの秋本真吾氏から"故障再発防止走法"を学んだ。

「前も教えていただいて、その走り方でハムにあまり負担がかからない状態で走れてはいたんですけど、どうしても日にちが経ってしまうと元の走り方に戻ってしまい、ハムに負担がかかる走り方になってしまう。しっかり今回も走り方をマスターするために色々教えていただきました」

1月の鳴尾浜に続き、午前中のサブグラウンドで約45分間、みっちりマンツーマンで陸上男子200メートル障害元アジア記録保持者の指導を仰いだ。中野と同じ患部を現役時代に複数回故障した経験を持つ秋本氏は「腿裏ってリハビリして復帰しても、また再発する可能性が結構高くて癖になりやすい。(中野の)走り方を見るとまだ若干再発する可能性がある走り方をしていた」と分析。「自分の体に近い場所に足が付いた方が力が出るんですけど、故障するときって(足が体から)遠くなるんですよ。遠くなって走ろうとすると腿裏をめちゃくちゃ引っ張り込んで走るんで、筋肉が切れちゃうことにつながる」と故障に繋がりやすい走法を解説した。

再発を防ぐべく、歩幅を広げなくさせる狙いからミニハードルの間隔を狭めてのランメニューを敢行。「自分の体の近くで足を動かして、真下に着地させる意識を植え付けさせるため」(秋本氏)。中野はその都度、秋本氏に撮影してもらった動画を解説してもらいながら、患部に負担をかけない走り方を確認し続けた。

秋本氏は「この走りをちゃんと続けていれば大丈夫」としつつ、「いつもの走りに戻って自分の体より遠くに着地してしまう事が起きないようにする」ために、継続的なミニハードルを用いての反復練習を推奨。中野も「走り方をしっかりとマスターして、実際に本隊に合流してもその走り方で怪我無く走れるようにやっていけたらなと思います」と身に落とし込むことを誓った。

この日は三塁で今キャンプ初の内野ノックも受けた。「(患部の)痛みは全くないので、後はダッシュ系の出力を出したときにどう出るか。徐々に上げていけたらな...と思います」。3月のオープン戦での復帰を目標に掲げ、焦ることなく調整を進めていく。(阪井 日向)

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