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日本ハムドラ3水野 途中出場で適時打「ビッグボスも少しは見てくれたんじゃないかな」

[ 2022年2月12日 05:30 ]

練習試合 日本ハム―阪神 ( 2022年2月10日 )

6回 2死三塁 適時打を放つ水野(撮影・成瀬 徹)
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日本ハムのドラフト3位・水野達稀内野手(21=JR四国)が反撃の口火を切る適時左前打を放った。6回に遊撃守備から出場し、その裏の2死三塁で迎えたチャンスの打席。11球目、小野の内角高めスライダーに食らいつき、左前で弾む適時打でチーム初得点を挙げた。この一打をきっかけにチームは一時逆転に成功し、試合は3―3で引き分けた。

「打ったのはボール球だったが、結果は良かった。低めの変化球も見逃せたし粘れた、意味のある打席だった」。3球で追い込まれながら、5度のファウルなど粘り抜いた。154キロの直球はカットし、フォークは見極めた。「プロ相手に結果を出せたのは自分の中で大きい。ビッグボスも少しは見てくれたんじゃないかな」と目を細めた。

6日の紅白戦では新人で唯一出場し、初打席の初球を左越えの2点二塁打。8日の阪神との練習試合では右中間を破る三塁打を放った。これで実戦3試合連続安打。うち2安打が逆方向への打球で「センターよりやや左をイメージするようにしている。(体が)開いたら自分の中では終わりなので」と持ち味を発揮し続けている。

大混戦の正遊撃手争いを諦めてはいない。中島を筆頭に、この日2安打の石井、細川らがひしめく。「ビッグボスも横一線と言ってくださっている。野球になったら上も下もない。最終的に自分がスタメンで出ることが目標」と言い切った。

実戦の中でさらに評価を上げてきたバットマン。「結果は出ているが満足した時点で終わりだと思う。もっと上を、全打席ヒット打つぐらいの気持ちでやっていきたい」。貪欲に高みをにらんだ。(後藤 茂樹)

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