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連日の早出練習の成果! 阪神・坂本"主将1号"で正捕手争い猛アピール 指揮官「貪欲さ持ってる」

[ 2022年2月12日 05:30 ]

練習試合 阪神3ー3日本ハム ( 2022年2月11日 名護 )

<日・神>5回、先制2ランを放つ阪神・坂本(撮影・高橋 茂夫)
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猛虎の主将としての初アーチに、坂本が笑みをこぼした。0―0の5回2死三塁。カウント2―1から左腕・福田が投じた低め直球を捉えると、両翼100メートルを物ともせず左翼席へと突き刺した。

「結果ホームランでよかった。ランナーがいたので、還したい、点を取りたいという思いで打席に立っていた。そっちの気持ちが強くて最高の形になったかなという感じです」

梅野との正捕手争いに弾みをつけた。対外試合では今春初の先発起用で示した存在感。目の前に立ちはだかる壁は高いが、負けてはいられない。ましてや、矢野監督が「物足りない感じはある。一発で仕留められてないし」と振り返った一戦。数少ない明るい材料となっただけに、指揮官は「貪欲さも持ってるしバットも良く振っている」と続けた。

ウイークポイントである打撃の向上に余念がない。キャンプでは連日、早出で打撃練習を敢行。ティー打撃では「長くボールに当たる時間をつくれたら」とバットとボールの接地時間を長くすることを意識する。

「もちろんそこ(開幕先発)に気持ちもある。強い思い、意志を持ってやりたい」

この日は藤浪とも今春初めてバッテリーを組んだ。得意とする配球で長所を引き出し、3回零封をアシスト。攻守両面で存在感を発揮した。立場も変わり、覚悟も変わった春。7年目で自身初の開幕先発マスクと正捕手の座を目指す新キャプテンは、力強い目つきで前を見据えた。(長谷川 凡記)

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