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飯塚容氏「日中は東洋文化へのアイデンティティと自尊心を取り戻すべき」

人民網日本語版 2018年09月27日08:26

日本において著名な中国文学者であり、中央大学文学部の教授でもある飯塚容氏は、大学在学時代から中国文学の翻訳を始め、これまでに余華氏、鉄凝氏、蘇童氏といった中国の作家40人以上の80作品以上を翻訳し、日本における中国文化のPRという面で多大な貢献をしてきた。このほど飯塚氏は人民網の取材に応じ、その翻訳作品や1978年から始まり、今年ちょうど40周年を迎えた中国の改革開放に対する見方、日本における中国文学の現状などについて語った。人民網が伝えた。

改革開放から40年 時代と共に発展し続ける中国文学

飯塚氏は1983年に魯迅研究者代表団の一員として中国を初めて訪問し、上海、南京、紹興の3都市を巡った。その後、1984年に、個人旅行で中国を訪問したが、当時の中国は交通の便が非常に悪く、現在と比べると雲泥の差だったと振り返る。

飯塚氏が最も印象深く感じていることの一つに、中国が改革開放を進めていくようになってからというもの、中日間の通信や連絡がどんどん便利になっていった点を挙げている。文学の翻訳作業を進める上で中国の作家と連絡を取る必要が生じた場合、当初は手紙のやり取りでしか連絡を取ることができなかったという。しかし1991年になって余華氏と初めて連絡を取った時は、初めてエアメールを使えることができたことを今もはっきりと覚えているという。その後、それは瞬く間に電子メールがとって代わり、現在ではほとんどの連絡を微信(Wechat)で取るようになっているため、翻訳作業を進める上で何か問題が生じてもすぐに解決することができ、作業効率が大幅に向上したという。

飯塚氏は、中国が改革開放を進めたこの40年間において、中国文学にも大きな変化が生じたと感じている。なかでも最も顕著な変化として、飯塚氏は「個人化傾向」と「市場化傾向」を挙げる。中国の昔の作家の作品は、国家や歴史、民族など、大きな命題のグランド・ ナレーティブばかりだった。一方、今の若手作家は、個人の日常生活、時には非常に身近な小さな出来事に注目するようになっている。ただ、健全な市場環境は文学の発展を推進しているものの、一部の作家や出版業者は、商業利益をあまりにも重視しているため、文学としての従来あるべき姿を失い、非常に残念に感じさせる状況が見られるとしている。

改革開放から40年 日本人の中国に対する認識にも変化

飯塚氏によると、日本ではこれまでに2度、中国現代文学ブームが起きている。1度目は敗戦後間もない1950年代で、2度目は改革開放後間もない80年代だった。当時、ほとんどの日本人が現代中国文化の動向に関心を示し、中国文学が活発に日本語に翻訳されて出版されていた。「中国文学は当時、日本における『黄金時代』を迎えていた」と飯塚氏。しかし、現在の日本人は、以前ほど中国文学に対して興味を示さなくなっている。その理由について、飯塚氏は、「たくさんの理由があるが、大きな理由の一つは、日本の出版界が全体的に不景気で、そのような状況下では、文学、特に外国文学の翻訳や出版が以前より難しくなった点」と分析する。


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