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「水滸伝」の影響受けた日本の「八犬伝」中国語版出版イベント

人民網日本語版 2017年12月22日08:25

日本の古典小説「八犬伝」の中国語版発行イベントが16日午後、上海書城福州店で行われた。有名な翻訳家で学者の施小しかく氏(しかくは火へんに韋)や田建国氏、復旦大学外文学院教授で博士課程の指導教官である王昇遠氏が、日本で知名度の高い古典小説「八犬伝」から、武家文化や中日文学の千年にわたる交流などを話題として議論を繰り広げ、同イベントの参加者たちに日本文化の奥深い精神を紹介した。新民晩報が伝えた。

2017年10月、浙江文芸出版社が「八犬伝」の中国語版(全7巻)を発行し、販売開始後1ヶ月で重版され、11月の鳳凰ブックランキングや新浪ブックランキング(文学部門)、百道ブックランキングにランクインし、文芸聯合ブックリスト、晶報・深港書評ウイークランキングの特別推薦に選出され、情報コミュニティサイト・豆瓣に週間人気図書として2週連続で掲載された。

19世紀初頭の江戸時代、日本の知識人たちは先人たちの伝統を受け継ぎ、中国からもたらされる伝統文化や当時の中国に対しても大いに注目し、中国文化に対する尊敬の念を抱いていた。「八犬伝」の作者である曲亭馬琴(滝沢馬琴)は中国の四大古典小説を熟読し、各小説の内容にも精通していた。そして、曲亭馬琴は中国の「水滸伝」にも引けを取らないような作品を書き上げようと思うようになった。「八犬伝」は、そんな熱い思いから、28年の歳月をかけて誕生した、歴史や任侠、正神と悪魔の対立の要素が一体となった大作となっている。また、日本の武士の文学の集大成と称され、現在に至るまで日本の大衆文化の各方面に影響を与え続けている。紫式部の「源氏物語」を日本版「紅楼夢」とするなら、「八犬伝」は日本版「水滸伝+三国演義+西遊記」といえる。「八犬伝」の中に用いられている文語文表現は口語表現とはかなり異なっている。今回中国語翻訳を担当した李樹果氏は今年ですでに94歳という高齢の有名な日本古典文学の翻訳家だ。

曲亭馬琴は初期に「水滸伝」を元に「傾城水滸伝」を執筆している。この作品と原作との違いは、登場人物全員の性別を逆転させている点だ。「水滸伝」に登場する顧大嫂、孫二娘、扈三娘の3人の女性は男性に変えられている。曲亭馬琴は晩年、「水滸伝」を元にさらに長編の作品に挑んでおり、「水滸伝」をさらに徹底して改編し、この「八犬伝」を書き上げた。「八犬伝」の冒頭部分は、「水滸伝」の第1話である「洪太尉、誤って妖魔を逃がす」のストーリーを踏襲していることがはっきりと見て取れる。

多くの人々から愛される「八犬伝」は日本文化においてもスーパー級の名作として、文学作品から映画、ドラマ、舞台劇、アニメ、ゲームまで実に様々なジャンルにおいてリメイク作品やその内容から派生した作品を生んでいる。中国文学界における「三国演義」や「水滸伝」、「西遊記」の影響力の大きさと同様、日本文学界においては「八犬伝」の影響力が非常に大きい。漫画家の鳥山明は「八犬伝」からインスピレーションを受けて、「ドラゴンボール」を描き上げ、同じように漫画家の高橋留美子は「犬夜叉」を描き上げた。今年の夏、日本の俳優・山崎賢人が主演を務める舞台劇「里見八犬伝」が、東京を始めとする日本の12都市で上演され、全33公演行われた。(編集YK)

「人民網日本語版」2017年12月22日

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