豪ロイヤルメルボルン工科大学の研究チームはこのほど、特殊ナノ構造の成長を促す新たな方法を開発した。この方法を用いた繊維製品を直射日光に晒すことで、表面の汚れを落とすことができる。つまり今後は汚れた衣料品を「日光浴」させればよく、洗濯機が淘汰されるかもしれないのだ。科技日報が伝えた。
同チームの責任者によると、この繊維製品には三次元構造のメリットがある。光を吸収する能力が高く、ナノ材料の「日光浴」によって多くのエネルギーを取り入れ、「熱電子」を生み出す。この「熱電子」は大量のエネルギーを放出し、ナノ材料が有機物を分解できるようにする。
直射日光で汚れを落とす方法は非常に新鮮で、将来性が高い。繊維製品の他に、水洗いが必要な多くのシーンでも活用され、環境保護を促すことになる。またこの技術は、多くの引きこもりと怠け者の救世主になりそうだ。彼らが日光の降り注ぐ屋外で心と服を清潔にすることで、この根深い社会問題が解消されるかもしれない。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月25日