▽25省区市で上昇率が前月以上に
河北省など25省区市で4月の上昇率が前月を上回り、前月を下回ったのは広東省と広西チワン族自治区の2カ所だけだった。吉林省、西蔵(チベット)自治区、甘粛省、遼寧省の上昇率は3月の水準を維持した。
多くの地域でCPIが上昇したが、未来の物価情勢について、国家情報センター経済予測部の祝宝良部長は取材に答える中で、「目下の国際経済の復興ぶりは力不足で、大口商品の価格が低下し、国内には以前として生産能力過剰の問題が存在する。通年の物価は低水準で推移するだろう」と述べた。
また祝部長は、「今はまだ実質金利が高すぎる。物価の圧力が大きくない状況の中で、金利引き下げは問題にならない。金融政策には一定の緩和の余地がある」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年5月15日