中国公安部(省)は10日、全国公安機関出入国管理部門が15日より、電子版「香港マカオ通行許可証」の使用を全面的にスタートすることを明らかにした。今回、通行証が電子化されたことで、大陸部住民の香港・マカオ地区への往来がいっそう便利になり、通行許可証の審査・発給・検査効率が飛躍的に高まり、通行証の偽造防止性能が強化された。北京晨報が伝えた。
香港マカオ電子通行許可証は、国際設計基準に基づく磁気カード式の証明書で、非接触式ICチップが内蔵されており、所持者の個人データ、証明書類、発行管理データが記録されている。高度なデジタル偽造防止構造技術が採用され、偽造防止機能は格段に高まった。
新しい電子通行許可証では、紙版の関連根拠資料を添付する必要がなくなった。大陸部と香港・マカオ地区の出入国検査所では、もう管理証印(スタンプ)を押す作業は行われず、通行証の使用状況は、コンピュータ情報システムに記録、管理される。