プロジェクト演習(IoTプロトタイピング演習)発表会

2023年2月 5日 (日) 投稿者: メディア技術コース

皆さん、こんにちは。

昨日の記事に引き続き、今日はプロジェクト演習「IoTプロトタイピング演習」の発表会のレポートをします。

この演習はMESHmicro:bitRaspberry Piなどのデバイスを使い、ハードウェアの一部自作・追加などを行って、ちょっとしたアイディアをすぐに実現してみようという演習です。製品開発の場ではアイディアを製品にするには試作が有効ですが、安価でプログラミング的にも扱いやすく、あらかじめ通信機能なども用意されたデバイスが各種登場したことで、大学の授業のような場でも、すぐに作って検証してみるということが簡単になってきています。インターネット側に用意されている各種サービスと連携させると、スマートホームのようなこともいろいろできます。

最終発表から2つ紹介します。こちらの演習では、いろいろなデバイスを試すので、一つ一つの「作品」はごく短期間で作っています。アイディアを素早く形にするということです。一つ目はお菓子の箱を監視する仕掛けです。ほかの人にお菓子を奪われてしまうのも監視できます。磁気を使ったリードセンサで開閉を検知しています。明るさセンサや人感センサに頼らず、物理的に箱が開くのを検知するというアプローチです。

[画像:Iot20232a1] [画像:Iot20232a2]
もう一つはIoTハンドベルです。モードがいくつかあり、2つで連携して「演奏」できます。

[画像:Iot20232b1] [画像:Iot20232b2]
なんとハンドベルが段ボールでできています。100円ショップの使い捨て容器くらい用意すればよかったのに...。写真では音が伝わりませんが、上の写真はベルの音のモード、下は電子ドラムの音のモードです。持ち手の少し上(ベルの中)のところにmicro:bitが入っています。小さくて邪魔にならないmicro:bitを使って内蔵センサでインタラクティブな動作をさせています。単3電池2本でも動かせるのでこれなら外見を整えると面白いことができそうですね。

(メディア学部 寺澤卓也)

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