メディアについて学ぶということ
2023年1月 1日 (日) 投稿者: メディア技術コース
あけましておめでとうございます。
みなさんは、「〜メディア」と言われたら、〜の部分にはどんな言葉が入ると思いますか?
東京工科大学が開学した1986年頃にこの質問をしたら、多くの人は「マスメディア」と答えたのではないかと思います。当時、社会に情報を伝えることができるのは、テレビや新聞などに限られていました。その後、東京工科大学にメディア学部が創設された1999年頃だと、「マルチメディア」と答える人が多かったかもしれません。映像や音響の制作技術が発達して、様々なコンテンツを楽しめるようになった時代です。いま、2023年に同じ質問をしたら、「ソーシャルメディア」と答える人も多そうですね。それまで情報を受け取るばかりだった大衆が、今ではスマホで情報を発信できるようになりました。
では、メディア学部で学べるのはどのメディアでしょうか。正解は「全部」です。メディア学部創設時に考えられた「表現」「環境」「技術」というコンセプトは、マスメディアでもマルチメディアでもソーシャルメディアでも、人から人に情報を伝えるときには、常に考えなければならない中核的な概念です。「誰が」「何を」「どんな方法で」伝えるかは、時代とともに変わってきましたが、その中心には、時代を経ても変わらない基本原理があります。そして、それらをしっかりと学んでいれば、将来メディアに関わるどんな職業に就いたとしても、きっと力を発揮していけるはずです。
CGやゲームのコンテンツに興味がある人は、それらが社会にどういう影響を与えているのかを考えてみてください。ジャーナリズムに興味がある人は、スマホを使った個人の情報発信についても学んでみてください。SNSに興味がある人は、VRやAIの技術がどんなふうに使われていくかを想像してみてください。そんなふうに、メディアの様々な側面は互いに関係しあっています。そして、大学での学びを通じて、自分の興味の幅を少しずつ広げていくことができるのが、メディア学部の一番楽しいところだと我々は考えています。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
メディア学部長 大淵康成
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