September
2021年9月14日 (火) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。
9月に入って、大学はまだしばらく夏休みです。さて、9月をテーマにした名曲のひとつに、Earth, Wind & Fireの"September"がありますが、先日この曲を聴きながらネットを見ていたときに、「Septemberは曲の途中でテンポが変わる」という記事を見つけました。以前から、この曲を聴くと微妙な違和感を覚えることがあったのですが、なるほどそういうことかと思いました。とはいえ、ここは自分でしっかり確かめないと納得できません。客観的な数値を見るために、BPM(1分あたりの拍数)検出のアルゴリズムを適用してみましょう。幸い、今はそういう目的のためのライブラリがすぐに見つかります。さっそくpythonでこんなプログラムを書いてみました。
import librosa
y, sr = librosa.load('SEPTEMBER.wav')
n = len(y) // (sr*20)
for i in range(n):
z = y[sr*20*i:sr*20*(i+1)]
onset_env = librosa.onset.onset_strength(z, sr=sr)
tempo = librosa.beat.tempo(onset_envelope=onset_env, sr=sr)
print(tempo)
20秒刻みでBPMを調べてみたのですが、オリジナル音源では、確かに最初はBPM=123ぐらいで始まり、後半はBPM=129ぐらいになっているようです。もちろん、あえてそのように演奏しているのでしょうが、念のため別のライブ音源でも調べてみたところ、そちらはずっとBPM=123でした。やはり状況によっていろいろなんですね。
私自身はそんなに音感が良い方ではありませんが、それでもコンピューターを使ってこんなふうに手軽に音楽分析ができるというのも、現代ならではという気がします。
「おもしろメディア学」カテゴリの記事
- 【研究紹介】お城を数値で作り上げる!:日本城郭のプロシージャルモデリング(2019年01月22日)
- 【研究紹介】プロジェクションマッピングはエンタメだけじゃない!プロジェクションマッピングによる動作支援(2019年01月15日)
- 高大連携企画・映像制作ワークショップを開催しました(2019年01月14日)
- 【再掲】世にも恐ろしい本当にあった話...(からぁ〜の,エール!)(2019年01月09日)
- 【研究紹介】"匂い"で季節感を感じさせることはできるか?(2019年01月06日)
CALENDARカレンダー
RECENT ENTRY最新の投稿
- メディア学部の情報はこちら
- メディアコンテンツコースの情報はこちら
- メディア技術コースの情報はこちら
- メディア社会コースの情報はこちら
- 入試情報はこちら
- 資料請求はこちら(大学案内、募集要項等)
- 東京工科大学の情報はこちら