メディア基礎演習 HCI
2019年5月17日 (金) 投稿者: media_staff
技術コースの羽田です.今日は2年生の演習についてのお話です.
HCI とは Human Computer Interaction の略で,人間とコンピュータの関係性を考える学問です.
とくにコンピュータのユーザインターフェースに関してはさまざまな研究がなされており,研究の中から新しいツールが生まれてきたりしています.2年生の必修科目であるメディア基礎演習ではそんなHCIの基本的なところを体験してもらうことを目標に,先日も紹介した micro:bit を用いた演習を3回コースで行なっています.この演習は自分で選択できるものではないので2年生が全員受けることになっています.
今週からはじまるグループの最初の課題は「自分たちの反応速度を調べてみよう」ということで micro:bitのプログラムを使ってLEDが光ったらボタンを押す,音が鳴ったらボタンを押すという行動の時間を計測しました.
micro:bitに書き込まれたプログラムを実行すると,しばらくして音が鳴ったり,LEDが点灯したりします.そうすると被験者(実験する人)はそれに反応するようにボード上のボタンを押すわけです.
そのとき,LEDや音が鳴った時間からボタンが押されるまでの時間を何度も計測することで,その人の反応時間を調査したり,光と音の刺激の差を見たりすることになっています.
実験自体は簡単なものなのですが,どちらかというと計測実験よりも実験レポートを書くことに慣れていない学生が多いようで,この演習では実験時間と同じくらいレポート作成に時間がかかっているようです.とはいえ,これから3年生,4年生と進むにつれ学会発表や卒業論文のようにまとまった実験レポートのようなものを書く機会は増えてきます.せっかくですのでこのようなライティングにも慣れて欲しいと思っています.
(羽田久一)
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