面接官にメディア学部生が自分の専門性を説明する方法
2019年4月24日 (水) 投稿者: メディア技術コース
2020年度入試から、東京工科大学の3学部が「専攻制」をとります。
これに対してメディア学部は専攻制をとらず、1学部1学科のままです。理由は、メディア学の分野が多岐に渡り、専攻に分けると細分化しすぎてしまうためです。代わりに「メディアコンテンツコース」「メディア技術コース」「メディア社会コース」という3つを設けています。これら3つは「専攻」とするには広すぎる概念ですので「コース」としています。
メディア学部のように幅広い分野を自由に学べると、反面、学生が就職活動の面接などで専門分野を聞かれた際、簡単には説明がしにくい、という問題があります。実際には各学生は自分の卒業研究テーマが3年次後半から4年次にかけて決まります。なので、細かい研究対象分野は説明できるはずです。
問題は「メディア学」という分野と細かい研究対象分野とでは詳細度が違いすぎる点です。ここをうまくつないで自分の専門性を説明するツールが「コース」です。
以下の2枚のスライド資料は、私の1年生向けの授業配布資料の抜粋です。
右側のスライドにある「映像」「CG」などが上述した研究対象分野です。これらの研究分野名は、どのコースであっても説明としてはめ込むことが可能です。ここに書いてある以外のメディア学部の研究分野名でも、どのコースにも当てはめることができるのです。
各コースの横長の箱の右端にある「制作」「技術」「活用」は、研究対象に対する自分の立ち位置を表します。これら3つ以外のいい用語があればそれを使ってもよいでしょう。
このように、
●くろまる大きな分野としてはメディア学
●くろまる少し細分化した専門性としてはコース
●くろまる具体的に取り組んでいる研究対象
●くろまる研究対象に対する自分の立ち位置
を示すような説明を就活面接のときにすれば、面接官にも理解されやすくなります。より詳しい話を聞かせてください、という展開になるかもしれません。
メディア学部 柿本 正憲
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