折り紙を3回折ってできる難しいカタチ
2018年12月23日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
鶴田です。
12月15日に第25回折り紙の科学・数学・教育研究集会に参加してきました。この研究集会は、年に2回、東京白山で開催されています。
私は「『かげえのおりがみ』にみるシルエットと折り手順についての考察」というタイトルで発表してきました。
『かげえのおりがみ』著:笠原邦彦 は1981年に出版された折り紙のシルエットパズルが掲載されている本です。 折り紙シルエットパズルは与えられた図形を折るための折り手順を考えるパズルです。例えば、下図は「いぬ」という問題とその解答です(下図は鶴田が書き直したものです)。
この本に掲載されている問題は、「目印のある折り方」で「3回だけ折る」というルールで設計されています。目印のある折り方とは、「紙のカドとカドを合わせる」とか「フチとフチを合わせる」といった折り方のことです。
では、このような目印のある折り方だけを使って紙を何回か折ると、どんな形が現れるでしょうか?コンピュータを使ってどんな形が候補にあるかを計算すると、次のような結果が得られました(結果より抜粋)。
この候補の中から形を見立てて、オリジナルの問題を作成してみました(こちら)。ぜひチャレンジしてください!
余談ですが、このような抽象的なカタチを上手く見立てるのはとても難しいことです。今のところは人間がやらないといけませんが、近い将来はAIに見立てさせることができるかもしれませんね。
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