2018年9月
東京ゲームショウとゲーム教育
2018年9月30日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
東京ゲームショウには多くの企業ブースのほかに、全国から集まった多くのゲーム教育関連学校の作品も展示されます。
東京ゲームショウ期間内にUnity Technologies Japanは、会場に集まるゲーム教育に携わる教職員の方たちを対象にした「Unity教育」に関連するセッション「Unity道場幕張・教育スペシャル」を行っています。
現在Unity Technologies Japanは、自分が作成したゲームデザインの教材「あそびのデザイン講座」というUnity教育者向けのpdfテキストをダウンロード配布しております。
先週末その「Unity道場」へ登壇する機会を得て、東京工科大学メディア学部で自分が担当しております「Unity」と「あそびのデザイン講座」のメソッドを用いたゲームデザインの授業の実践方法や授業進行、課題提出、時間配分など、その経験から得られたノウハウや知見などを30人を超える他校の参加者の皆様に多くのゲーム関連教育機関でも実践していただけるよう、ご紹介させていただきました。
また、他校の「Unity」や「あそびのデザイン講座」を活用していらっしゃる先生方からも自身の経験や使い方の工夫をシェアしていただき、軽食を取りながら意見交換をする等、大きなゲーム教育者たちのネットワークの広がりと協力を深める充実した機会となりました。
https://meetup.unity3d.jp/jp/events/670
ー安原広和
インドネシア,バンドンのゲーム会社訪問
2018年9月29日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース
iOS向けアプリ『Gen』がApp StoreのTodayに掲載されました。
2018年9月28日 (金) 投稿者: メディア技術コース
7OSMEで研究発表してきました
2018年9月27日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース
鶴田です。
9月5日から7日まで第7回折り紙の科学・数学・教育国際会議(7OSME)に参加してきました。4年毎に開催される(オリンピックのような)国際会議であり、今年はイギリスのオックスフォードで開催されました。
折り紙と聞くと日本人ばかりでは、と思うかもしれませんが、折り紙に内包される数理やそれを応用したメカニズムについての研究は、日本よりもアメリカが力強く進めていると言っても過言ではありません。他の分野にもれず、中国からの参加者も多く見られました。
この学会では折り紙に関係する様々な研究が発表されます。テーマとしては数学と工学が中心ですが、折り紙の教育における活用事例から折り紙を発展させたアートまで幅広く取り扱います。セッションの一例は下図の通りですが、4並列で行われるのでどのセッションを聴講しようか迷ってしまいます。
私は、ユニット折り紙の基本構造としてよく用いられる「デルタ多面体」の設計システムについての発表をしてきました[1]。 ユニット折り紙はあまり体系的な研究がされていないのですが、発表後に創作家の方々ともお話しでき、非常に有意義な時間がとれました。
[1] Naoya Tsuruta, "An Interactive Design System for Deltahedron-based Modular Origami", in Origami^7, vol.3, pp.1009-1016, 2018.
卒研「プロダクトデザイン」:後期ゼミ開始日の準備運動(レクリエーション)
2018年9月26日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
この夏は暑かったですね。少しだけ秋を感じるようになり、大学も後期が始まり、当然卒研ゼミも後期開始です。10月末までに各自のアイデアスケッチについて全員での意見交換を経て各自が採択案を決定します。その後は、3Dモデリング、3Dプリンティング、論文執筆、ポスター制作となり、PCに向かう作業が多くなります。
PC作業はどうしても単独作業が多くなりますので、後期の初回ゼミは準備運動(レクリエーション)として、普段は使わない画材遊びで楽しみました。パステルの発色を楽しむ遊びです。卒研生のみなさんは基本的にスケッチとかが好きな人たちですので、初めて使うパステルでもその発色の特徴を発見しながら遊んでいました。PC画像と対極的な感じが新鮮なので、たまにはこうした遊びもいいですね。
メディア学部 萩原祐志
indonesiaのTelkom University のデザイン学部を見学
2018年9月25日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース
バンドン工科大学におけるサマーセミナー第2日目午後には,学生らと離れて,
私立大学Telkom University のデザイン学部を見学しました.
スマートホームの夢
2018年9月24日 (月) 投稿者: media_staff
秋学期はじまりました
2018年9月23日 (日) 投稿者: media_staff
東京ゲームショウ 2018開催中
2018年9月22日 (土) 投稿者: media_staff
本日開講! メディア特別講義Iの授業紹介
2018年9月21日 (金) 投稿者: メディア技術コース
びっくりする教会の紹介【おもしろメディア学,視覚と建物】
2018年9月20日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース
台湾(南台科技大学)からの研究生
2018年9月19日 (水) 投稿者: メディア技術コース
ADADA Japab 学術会議参加報告(コム・メディア・デザイン研究室)
2018年9月18日 (火) 投稿者: メディア技術コース
少し時間が空いてしまいましたが、9月3日に本大学の蒲田キャンパスにおいて、ADADA Japanという学会が開催されました。ADADAとは、Asia Digital Art and Design Associationの略で、技術とデザインを融合した研究領域を扱う学会です。
本研究室からは、3年生1名を含めて9組が参加しました。いずれもポスター発表でしたが、現在進めている卒業研究の途中経過をポスターに仕上げて発表を行いました。学会の発表形態にはいくつかの種類があり、今回の学会では、パワーポイントなどのスライドを用いて大勢の前で発表する「口頭発表」、ポスターの前で質問者と直接議論をするポスター発表、また、作品や映像を展示する「作品発表」や「映像発表」がありました。ポスター発表は大勢の前で発表するのではないので、初めて学会に参加する学生には敷居が低い方法ですが、そのかわり質問や議論など時間制限無しにじっくりと行うことができるので、自身の研究をきちんと説明できる準備が必要でもあります。また、口頭発表は質問時間が限られているので、ポスター発表のほうがコメントなどを多くもらいやすく、研究途中の学生にはより有効だと思います。
学生たちは夏休みに入ってからもポスターを仕上げるために研究室に通って頑張りました。今後は、この学会でもらった質問やコメントを参考にして、研究をよりよい形にまとめていって欲しいと思います。また、今度の春にも色々な学会が予定されていますが、次は口頭発表に挑戦できるくらいに研究をまとめられるグループが出てくることを期待しています。
plARy を東京ゲームショーに出展します
2018年9月17日 (月) 投稿者: media_staff
台湾大学大学院生がコンテンツテクノロジーセンター(CTC)を見学【国際交流】
2018年9月16日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
ISART TUT Game Jam その2
2018年9月15日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部の三上です.
エンタテインメントコンピューティング(EC2018)での大学院生の発表と展示
2018年9月14日 (金) 投稿者: media_staff
「ADADA Japan 学術大会」で、サラウンド音響の認知に関する研究発表
2018年9月12日 (水) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。
先日のブログ記事に続き、「ADADA Japan 学術大会」での研究発表をご紹介します。今回紹介するテーマは、矢島春香さんの「サラウンド音響と動画像のずれに対する許容度の検証」です。
サラウンド音響とは、聴く人の周囲に沢山のスピーカーを配置し、前後左右さまざまな方向から音が聞こえるようにする仕組みのことで、ホームシアターでも用いられる5.1チャンネルサラウンドなどが有名です。しかし、リビングルームなどでは正しい位置にスピーカーを置けないことも多く、そのため音の方向がずれてしまうこともあるかもしれません。そんなケースを思い浮かべて、「大丈夫なんだろうか?」と疑問を持ったところからこの研究が始まっています。とはいえスピーカーの位置を適当にしてしまっては正確な分析ができないので、代わりに信号処理を使って音の移動のタイミングを少しずつずらすということをやってみました。映像を見ながらサラウンド音響を聞くと、両者にずれがある場合には当然違和感が生じるわけですが、その違和感の生じ方が、映像の内容によって変わるというのが今回の実験結果です。
幸運なことに、今回の発表に対して、学会から「優秀ポスター発表賞」をいただくことができました。矢島さんは9月から大学院に進学する予定なので、この研究を更に発展させて、もっと素晴らしい成果を挙げられればと思います。
「ADADA Japan 学術大会」で、新しい音楽プレーヤーの研究発表
2018年9月10日 (月) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。
9月3日に開催された「ADADA Japan 学術大会」では、当研究室から2件の研究発表を行いました。その中から、堀内将生さんの「聴取者の感情を可視化する音楽プレーヤーの開発」という発表を紹介したいと思います。
この研究では、音楽プレーヤーで音楽を聴くときに、カメラを使って聞いている人の表情を撮影します。そしてその表情から推定された感情に合わせて、音楽プレーヤーのスキンを変更してやろうということを試みています。再生中の音楽を分析して、それに合わせてスキン映像が変化するプレーヤーは多数ありますが、聴いている人の感情の方に着目したところが特徴です。
この研究の肝となる「顔画像からの感情認識」のところは、Microsoft社の「Face API」という仕組みを活用することで、短期間での開発が可能となりました。一方、その結果を表示するところは自作です。再生中の音楽を分析し、そのリズムに合わせて画像を変化させることで、分析のリアルタイム感を感じられるようにしています。
今回のポスター発表では、実際にプロトタイプを使った実演も交えて説明を行いました。現時点では感情を色で表現するシンプルなデザインですが、今後さらにアイディアを膨らませて、ユニークな表現ができればと思っています。
2018年3月に卒業された卒業研究「プロダクトデザイン」の皆さんのポスター紹介 その6/6
2018年9月 9日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
今年の夏は暑かったですね。それでも9月に入り、空を見上げれば秋の雲が観察できるようになりました。八王子キャンパスからの絶景の一つ、夕焼けの美しさを楽しめる季節となります。
それでは今日は、吉田さん、渡邉さん、和田さんのデザイン提案を紹介します。
吉田さんは、新宿駅などの巨大な駅構内において目的の場所にたどり着くまでに右往左往している人が多いことを指摘しました。現場での観察を続けた結果、迷いながらも通路案内の道具としてスマホを活用している人が多いことも確認しました。ただし歩きスマホの問題が指摘されている今、こうした場所においては、むしろ巨大な具現物の案内版を準備したほうがよいという結論を導き、シンプルな形状の巨大案内板を提案しました。
渡邉さんは、コーヒーの消費量が増加している中、忙しい朝などでもインスタントコーヒーではなく、ドリップコーヒーを飲みたい人が多いことを指摘しました。現行製品について調査し、メンテナンスや置き場所などの問題も指摘し、コンパクトさと迅速さに特化したマシンというコンセプトを導き、一人暮らしの学生などが使う狭い台所でも違和感なく使えるコーヒーメーカーのデザイン提案を行いました。提案物は3Dプリンタにて縮小模型を作り、具現物としての可能性も確認しました。
和田さんは、移動用機器としてのバイクの価値を指摘しつつ、バイクの短所でもある事故時における危険性について考察しました。死亡につながる大怪我の損傷主部位は頭胸腹であることを確認し、特にヘルメットの脱落防止問題に着目しました。現行製品の中では脱落しにくいフルフェイル型の問題解決をデザインの糸口とし、通気性、重量、素材の点で従来にはないようなヘルメットのデザイン提案を行いました。
今日のブログにて、今年の3月に卒業なさったみなさんのポスター紹介は終了です。18名全員の紹介をさせて頂きました。もちろん全員が紹介快諾して下さっています。社会人としての生活リズムに慣れてきたころだと思います。みんな健康第一でがんばってね。
メディア学部 萩原祐志
オペラのマーケティング
2018年9月 8日 (土) 投稿者: メディアビジネスコース
みなさん、こんにちわ、メディア社会コースの進藤です。
オペラは、芸術作品ですが、お客様を劇場におよびする以上、マーケティングも必要になります。
マーケティングを舞台芸術作品の興行に適用する試みは1960年代以降,主に文化経済学やアーツマネジメント等の研究者によって行われてきました。また,舞台芸術作品のマネジメントを研究する分野であるアーツマネジメントという方法もあります。
しかし舞台芸術作品からは,直接的に金銭的利益が得にくいことはたしかです。そこで、特にヨーロッパでは舞台芸術は主として政府の助成により支えられてきました。日本でもペラへの政府からの助成は主として文化庁の「舞台芸術創造活動活性化事業」のなかで行われています。
けれども、若い人々に来ていただくための努力も様々に行われており、わたしは、そうしたマーケティングも研究しています。
東京工科大学へ入学希望者のみなさんへ。写真でわかるオープンキャンパスの様子(その1)(メディア学部 藤崎実)
2018年9月 7日 (金) 投稿者: メディア社会コース
みなさん、メディア学部社会コースの藤崎実です。
8月26日(日)に本校のオープンキャンパスが開催されました。当日は入試の説明会や、専門スタッフや在学生による相談コーナー、大学の施設をまわるキャンパスツアー、そして各学部の説明会などがありました。
当日は多くの来場者で大変な賑わいでした。参加できなかった入学希望者や、保護者の方に、当日の様子を少しでも追体験できるように、写真で当日の様子をご紹介します。
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1メイン会場は片柳研究所です
2入り口には大きな案内が!
3片柳研究所のロビーは、こんなに素敵です
4早速、メディア学部の案内フロアに!
5菊池研究室では最新の映像技術を学べます
7私も体験しましたが、本当にすごかった!
8サウンド作りについても学べます!プロに近づく道です!
9その他にも先輩方が、入学希望者にいろいろ教えてくれます
10学食に向かう参加者のみなさん。青空が眩しいですね。
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11噴水には輝く水が溢れていました。
ところで、私が「フレッシャーズゼミ」として担当している1年生のある学生が、スタッフシャツを着て、来場した学生に説明をしていました。彼は1年前は高校生でした。大学に入っての新生活は、誰もが不安に思うことでしょう。
でも彼は、この4月に入学して4か月後の8月には、このように入学希望者に説明をする立場になったのです。それはすごい変化だと思います。いかに彼がこの4か月間、充実した大学生活を送ってきたのか想像できます。
オープンキャンパスに来て、大学に足を踏み入れたみなさんには、不安も大きいことと思いますが、新しい未来は、勇気を出して一歩を踏み出すことから始まります。ぜひとも本校への入学を前向きに考えてみてくださいね。(メディア学部 藤崎実)
8/26 オープンキャンパス参加レポート by新任・森川 第三回:メディア社会コース編
2018年9月 6日 (木) 投稿者: メディア社会コース
レポートブログ第一回はこちら。
レポートブログ第二回はこちら。
8月26日に開催された八王子キャンパス・オープンキャンパス(OC)のレポートブログ第三回!
いよいよ本年のOCブログも最終回となります。
ラストももちろん、メディア学部新任・森川がお届けします!!
前回、前々回に引き続き、今回のOCでも片柳研究所(片研)の4階と5階に大学院生の研究ポスターが展示されていました。
また、広報ブースでは、この、メディア学部教員ブログ(毎日更新中!)と、コロナ社刊の『メディア学大系』シリーズの紹介コーナーを設置。
『メディア学大系』はメディア学部の教授陣が執筆しており、授業でも教科書として使っているんですよ。
足を止めて見入っている方々も多くいらっしゃいました。
デジタルサイネージによる案内板も恒例になりましたね。
今回は片研4階のコンテンツテクノロジーセンター(CTC)前と、研究棟Cの1階エレベーターホールに設置されていました。
では、メディア社会コースのレポートに移ります。
今回は計4つの研究室の出展がありました。
【片研5F】
■しかく人間・社会・環境の予測とプラン(担当教員:小林)
小林研は「予測」と「計画」の研究室。
ひとつの意見に偏らず、きちんと全体を見渡してファクターを見極めましょう、というのが大きなテーマだそうです。
予測を当てるのはなかなか難しいですが、見極めたファクターが間違っていなければ、大きく外すことはないですよね。
小林先生ご自身は実は数学の先生なのですが、ピタゴラスやニュートンといった科学の偉人たちも実は共通して占いを研究していたのだとか。
占いとは、即ち未来を予測することです。
そういった予測を、ビジネスなど社会に役立てていく研究を行っているとのことでした。
■しかく "進化+深化"のeラーニングの世界(担当教員:松永)
松永研の内藤裕也君(4年)は、子どもたちが立体を想像する能力を養うためのゲームを開発中。
部屋の中に立方体の箱が積まれている映像が現れ、箱が何個使われているか考えさせたり、箱を積んで同じ形を作るにはどういう組み合わせにしたらいいか当てさせたりする内容になっています。
立体をイメージするのが苦手な子どもは多いと思いますが、こういうゲームであれば、楽しみながら自然に能力が身につくのではないでしょうか。
とても期待できる研究だと思いました。
【研究棟C】
■しかく数字で見るビジネスの世界(担当教員:榊)
4年生の清水久聡君は、「東京都下(多摩地区)でのバス事業の変遷と展望」と題し、バス業界の研究を行っているとのこと。
全国的に見るとバス業界自体は斜陽の時代に突入しているのですが、コミュニティバスなど新たな取り組みも始まっており、今後どういった運営がバス業界に求められるかを、さまざまな事例を基に分析しているそうです。
研究内容ももちろん興味深かったですが、清水君個人のバス愛がとてもとても伝わってくるプレゼンでした。
その他、仮面ライダーシリーズのビジネス展開に関する発表も行われていました。
■しかく 相互行為って何?(担当教員:山崎)
山崎研の特徴は、汎用性の高い研究が行えること。
決まったカテゴリーに縛られることなく、例えばアイドルとファンのコミュニケーションや、人狼ゲームのコミュニケーション、音楽バンドのメンバー間の会話分析など、コミュニケーションに関連していれば、どんなことでも研究できるそうです。
自分にとってとても身近なことを研究テーマにできるので、やりがいがあるとのことでした。
今回のOCでも、人間が自然としてしまう他人との距離の取り方や目線の動かし方など、ごく身近な事象について、映像を用いて説明していました。
レポートは以上です!
今年開催された計4回のOCにお越しくださった皆さま、本当にどうもありがとうございました。
多くの高校生の皆さんが東京工科大学メディア学部に興味を持ってくださり、受験にチャレンジしてくれることを願っています。
現在高校3年生の皆さん、本校では9月11日(火)までAO入試出願受付中です。
こちらのガイドページからインターネット出願も可能ですので、是非ご検討ください。
それではまた近い将来、このキャンパスで皆さんにお会いできるのを教員、学生、スタッフ一同楽しみにしています!!
(メディア学部 森川 美幸)
8/26 オープンキャンパス参加レポート by新任・森川 第二回:メディア技術コース編
2018年9月 5日 (水) 投稿者: メディア社会コース
レポートブログ第一回はこちら。
8月26日に開催された、本年度最後の八王子キャンパス・オープンキャンパス(OC)レポートブログ第二回。
今回も私、メディア学部新任の森川がご報告します。
今回のOCでは、午後から入試説明会が2度実施されました。
夏休みも終わりに近いということで、時期的に高校3年生だけでなく、2年生や1年生も多かったようですが、入試説明会には意欲ある高校生や保護者の皆さんが大勢参加してくださいました。
また、毎回恒例となっている教員・学生による個別相談コーナーも、もちろん片柳研究所5階のMTC(メディア・テクノロジー・センター)前に設置。
入学についてや、学生生活についての皆さんからの具体的な質問にお答えしました。
気軽な雰囲気なので、今回も多くの皆さんが立ち寄ってくださったようです。
ではブースのレポートに移りましょう。
第二回は、メディア技術コースです。
今回、このコースからは、本年度最多・計9件の出展がありました。
【片研4F】
■しかくVRとARの未来(担当教員:羽田)
このブースには今回、氷でオブジェクトを作る装置が設置されていました。3Dプリンターをカスタマイズし、立体的な氷の造形物を作れるようにしたそうです。
この装置を使えば、高速で氷のオブジェが作れるため、店舗のノベルティなどに利用できそうです。
また、氷の"解ける"という特性を使って、試作品等、すぐ不要になるものの制作に使い、ゴミを出さないという社会貢献にも役立てられるかもしれません。
■しかく3Dプログラミング(担当教員:渡辺)
前回のレポートブログでご紹介した「突撃!スリングショットマン」のバージョン2.0が発表されていました。
バージョンアップ版ではスリングショットマンがダメージを受けると目が赤くなります!
修士1年の星光彦君は、「レヴァルシーブロック」という、迷路の謎解きパズルゲームを展示。
正方形でできたマップを進み、ゴールを目指すというものなのですが、これがなかなか手強いらしく、プレイしていた高校生が「意外と難しくて面白い!」と目を輝かせていました。
【研究棟C】
■しかく デジタル音響処理と人間の聴覚(担当教員:大淵・越智)
音の聞こえ方は、楽器が鳴らしている音そのものだけでなく、聞いている人がどこでその音を聞いているかによって変わります。
音は壁に反射するため、その材質や距離などによって響きが変わるからです。
ここでは、バイオリンの演奏が、場所によってどう聞こえ方が変わるかを、コンピュータ上で再現していました。
例えばホールで聞いた時と地下駐車場で聞いた時とでは全く響きが変わります。
部屋の「インパルス応答」を基に算出し、再現しているそうです。
その他、「立体音響と女性向け恋愛ゲーム」という展示等もありました。
■しかく最新のIT技術で問題解決!(担当教員:寺澤)
寺澤研の加賀谷早織さん(4年)は、「安全に歩きスマホをするための衝突回避アプリの実装」をテーマに研究を行っているとのこと。
近年、歩きスマホ防止アプリの標準搭載をルール化しようという動きもありますが、なかなかユーザーに受け入れられていないというのが実情ですよね。
歩きスマホは危険だと知りつつ、無理矢理やめさせられようとしても、決してやめないのが人間というもの。
それなら安全に歩きスマホできるアプリの方が、皆受け入れてくれるのではないか、という逆の発想がこの研究の原点だそうです。
確かに、こういうアプリなら皆使ってくれそうですよね!
■しかくビジュアルシュミレーションの研究紹介(担当教員:柿本)
ここでは柿本研所属の清水柚希君に研究の話を聞きました。
「視線一体型テレビ会議システムに関する研究」というものです。
PCの内蔵カメラを使ったテレビ会議では、カメラをモニターの中央に配置できないため、微妙に相手と視線が合わないですよね。
やはりコミュニケーションは目と目を合わせながら取りたいもの。
先行研究では、1目線を合わせた画像を用意しておいて、目の部分だけ置き換える方法と、2ミラーを置いて反射させ、目線を合わせる方法を提案しています。
しかし、1は事前準備が必要で、2は装置が大きくなるというデメリットが。
そこで清水君は、二つの欠点をカバーする仕組みを構築しているとのことでした。
今後が楽しみな研究ですね!
その他、ビジュアルシュミレーション研究等の紹介もありました。
■しかく人工知能実験室(担当教員:藤澤)
出展ブースとなった藤澤研究室の前に行くと、私の姿を感知し、「おーい、そこのあなた、こちらへどうぞ」という機械音の呼び掛けが。
導かれるように中へ入りました。
ここでは、Google Homeを使い、声だけでTwitter投稿をする実演を見せてもらいました。
「IFTTT(イフト)」というサービスを使い、GoogleアシスタントとTwitterを連携させると、こういうことができるのだそうです。
■しかく健康メディアとスマートフォンの活用(担当教員:千種)
4年生の佐藤聖高君の研究は、「環境音と音楽をポモドーロテクニックに適用した集中力向上法」。
ポモドーロテクニックとは、「25分間の集中した作業」と「5分間の休憩」を繰り返すことで作業効率や生産性を高めるというもの。
佐藤君は、このテクニックに環境音と音楽を足すことで、さらに作業効率や生産性が高まるのではないかと仮説を立て、調査を行っているそうです。
環境音では雨音やホワイトノイズ、水の音、カフェの音を試しましたが、雨音が最も効果が高かったとのことでした。
ここでは、他にもいくつかの研究発表が行われていました。
■しかく 顔画像処理あれこれ(担当教員:永田)
4年生の宮沢光輝君はゲームプレイヤーの視線を研究しているそうです。
見ている場所に赤いポイントが出る視線探知のシステムを使い、ゲーム上級者と初心者の視線の動きを比較しました。
その結果、上級者が操作するキャラクターだけでなく、そのキャラクターが向かっている先々の方まで見ているのに対し、初心者は自分のキャラクターしか見ていないことがわかったとのことでした。
最近、e-sportsがにわかに注目を集めている中、とてもタイムリーな研究だと感じました。
■しかくインタラクティブ・コンテンツ研究の紹介(担当教員:太田)
太田研究室では、「コムメディアデザイン」をテーマに、生活環境の一部としてコンピュータ機能が存在するようなものの研究を行っているそうです。
例えば、禁煙の場所でタバコを吸わせないようにするために、もしタバコを吸ってしまったら、広告の中の人たちが一斉に煙たいポーズをとって嫌がるようなサイネージを設置すると、タバコを吸いにくくなりますよね。
そういった、社会や生活に直結するメディア技術も大事だと思います。
今回のレポートはここまで。
次回はラスト、メディア社会コースの展示をレポートします。
(メディア学部 森川 美幸)
8/26オープンキャンパス参加レポート by新任・森川 第一回:メディアコンテンツコース編
2018年9月 4日 (火) 投稿者: メディア社会コース
皆さんこんにちは、メディア学部・新任の森川です。
ついに今年度最後の、そして平成最後のオープンキャンパス(OC)が終了しました。
本年度、八王子キャンパスでは計4回のOCが開催され、私はそのすべてに参加しました。
最初の6月のOCは曇天でしたが、2回目の7月のOC以降は晴天に恵まれ、8月のOCは記録的な猛暑となりました。
8月26日も何と最高気温37度の暑さでしたが、たくさんの皆さまにご来校いただき、心より感謝いたします。
(灼熱でした...)
今回もOCのレポートを三回に分けてお届けします。
東京工科大学に興味がある皆さん、そして来年のOCには是非参加したいと思っている高校1、2年生の皆さんは予習(?)のためにも是非ご一読くださいませ。
9:30に受付開始。
開始時刻から東京工科大学マスコットの「こうかとん」がお出迎えしていました。
可愛らしいこうかとんに私の目も釘付け。
何人かの人は、一緒に記念写真を撮っていたようです。
受付後、来校者の皆さんは片柳研究所・地下1階の視聴覚ホールで、学生スタッフよる本日のOCの見どころなどの説明を受けます。
10:30からは会場を4Fに移し、柿本学部長による学部説明会が行われました。
今回もメディア学部の説明会には大勢の方々がご参加くださいました。
学部説明に続き、今回のOCでは菊池司教授の模擬授業を開催。
CGをご専門とする菊池先生は冒頭、
「CGというと映画やゲームといったエンタテインメントを思い浮かべる方が多いと思いますが、実は医療分野等でもなくてはならないものになっています。だから、CG=娯楽、というイメージに縛られないようにして欲しい」
というお話をされました。
CGに対する認識が変わった保護者の方々も多かったのではないかと思います。
さて、ここからは会場ごとに各ブースのレポートをしていきたいと思います。
まず、メディアコンテンツコースから。
今回は計6件の出展がありました。
【片研4F】
■しかく最先端のゲーム制作と開発技術研究(担当教員:三上・安原・兼松)
学生が作ったゲームを体験型展示しているこのブース。
水晶の大群を操ってドラゴンを倒す「Slash Crash Crystal」、合成攻撃でゴーレムたちを蹴散らす「ROBMENT」、3Dキューブを回転させてハリネズミを木の実に導く「Pazzds」、そしてえんぴつのキャラクター"ペンシー"を操作して持ち主の元に帰る「ペンシーのだいぼうけん」の4つを楽しむことができました。
■しかく音と映像のコラボレーション(担当教員:伊藤(謙)・伊藤(彰))
今ではなかなかお目にかかれないアナログシンセ。
デジタルネイティブ世代にとってはピンと来ないかもしれませんが、デジタルシンセも当然、アナログシンセを下敷きにしてできあがっています。
YMOやクラフトワークの作品はアナログシンセで作られているのだとか(知りませんでしたー)。
音色を作るとは、音の色を混ぜ合わせるようなもの。
どの色とどの色を組み合わせると何色ができるか。
そういう、アナログならではの音響工学の原初の部分を学ぶことができる貴重な体験ができるブースでした。
【片研5F】
■しかくバーチャルキャンパスツアー(担当教員:菊池)
模擬授業をされた菊池先生の研究室のブースでは、菊池先生に代わり、研究室の学生がプロシージャルアニメーションや研究紹介のプレゼンを行っていました。
高校生や保護者の方々が熱心に耳を傾けていらしたのが印象的でした。
プレゼンの最後には、第20回文化庁 メディア芸術祭・エンターテインメント部門審査委員会推薦作品」を受賞した菊池研制作作品「Contents Design Science」の上映がありました。
GoProを6つ使った360°カメラで撮影したそうですよ。
■しかく物体内部の観察技術(担当教員:加納)
CTを使って物体の内部を可視化する技術と力覚デバイスを連携させ、魚をさばく練習や医療系のトレーニング等に応用する研究を行っているそうです。
力覚デバイスを用いるという部分が斬新で、例えばプリンのぼよんぼよんという感触が本当に手に伝わってくるとか。
非常に興味深い研究内容でした。
【研究棟C】
■しかく次世代コンテンツ研究紹介(担当教員:椿)
ドローンによる空撮映像を見た際に生じるベクション(静止している人間が、視覚情報によって自分が移動しているような感覚に陥る現象)についての研究紹介がありました。
ドローンは飛行機やヘリコプターでの空撮ではできないカメラワークができるため、どのようなカメラワークだとベクションが生じるのかを研究しているそうです。
他にも様々な研究報告が行われていました。
■しかく卒業研究・大学院研究紹介(担当教員:伊藤(謙)・伊藤(彰))
伊藤研所属の菊地英斗君(4年)は、「機械学習を用いた音楽生成のための音楽情報符号化方法の研究」と題し、ジャズ音楽を自動生成するシステム構築の研究をしているとのことでした。Ron Millerが著作で述べているジャズの特徴的な音階をベースに、音楽の符号化に取り組んでいるそうです。
いつか機械とジャズセッションできる日が来るかもしれませんね!
以上、メディアコンテンツコースの出展レポートでした!
次回はメディア技術コースの出展レポートをお届けします。
(メディア学部 森川 美幸)
ISART TUT Game Jam その1
2018年9月 3日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部の三上です.
第5回 ADADA Japan 学術大会
2018年9月 2日 (日) 投稿者: media_staff
メディア学部の羽田です.
難聴児を対象としたプログラミング体験教室の実施
2018年9月 1日 (土) 投稿者: メディア社会コース
メディア学部の吉岡です。
2018年7月29日及び8月1日に難聴児等の教育機関である田中美郷教育研究所ノーサイドクリニック(東京都世田谷区)にて、「夏休み子どもプログラミング体験教室」を実施しました。2回に分けて1日定員6名・3時間ずつ実施した講座には、小学校3年生から中学校1年生の児童12名が参加し、コンピュータプログラミングによるロボットの操作に挑戦しました。
吉岡英樹メディア学部講師らが、田中美郷教育研究所との連携により難聴児を対象とした「夏休み子どもプログラミング体験教室」を開催。
https://www.teu.ac.jp/information/2018.html?id=190
今回使用したロボット「COZMO(コズモ)」は、米国アンキ社が開発したAI(人工知能)搭載ロボットで、操作をしなくても自由に動き回ります。3つのブロックと連携し、搭載したカメラで画像解析を行うことで、それらの位置を把握し、ブロックを持ち上げたり、他のブロックに乗せたりすることが可能です。名前を登録すると、画像認識で顔を判別して、ちょっと考えてから名前を呼んでくれます。ご覧の通りとってもカワイイので、大人でも虜になってしまいますよ。
Dsc04867
学校でスクラッチを勉強する機会が増えていると思いますが、COZMOも専用アプリ内にスクラッチにとても似たプログラミング機能が用意されていますので、初心者でもプログラミングを楽しめます。
コンピュータの中だけで作業が完結するのではなく、実世界のロボットを動かすところが魅力です。しかし、必ずしも意図した通りに動かないかもしれません。そこが授業としては一番やりがいのあるところで、予期せぬ問題をどのようにプログラミングで対応するか、あなたのクリエイティビティが試されます。
社会では、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット)、ロボティックスなどが話題となっていますが、これ1台で全てを体感することができます。楽しく操作をしているうちに、新たなアイディアが浮かんでくるかもしれません。
私が指導しているコンテンツ ビジネス イノベーション研究室では、新しい技術を使った今までにないビジネスの提案を行なっています。一緒にミライを作りましょう。
コンテンツ ビジネス イノベーション研究室
http://www.cbi-lab.com
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