糸で作るディスプレイ
2018年7月 4日 (水) 投稿者: media_staff
さる6月16日,東京藝術大学で行われた情報処理学会のデジタルコンテンツクリエーション研究会にて
修士1年の伊藤亘輝くんが発表を行いました.
タイトルは「糸を用いたボリュームディスプレイの提案」ということで,光る糸をつかった立体を表示するディスプレイです.
ボリュームディスプレイというのは奥行きのある表現を行う3D表示のためのディスプレイで,
箱の中に張られた糸がディスプレイでいう「ドット」の役割をします.
蛍光塗料を塗られた糸に紫外線をあてることで,暗闇の中で光のラインが上下に駆動するシステムで,
現在は16本の糸をステッピングモーターでコントロールしています.糸はそれぞれ自由に動かすことが可能ですので,さまざまな形を立体的に表現することができる新しい表現手段となっています.
伊藤くんは昨年より卒業研究としてこの研究を行ってきており,その一つの区切りとして今回の学会発表に望みました.
今後の課題としては表現力のアップや糸の数を増やしての精細化ということで質疑でもそのような話題があがりました.写真のように暗い中で見ると非常にインパクトのある研究ですので,オープンキャンパスなどにお越しの際にはぜひ見ていただけるようにしたいと思います.
(羽田久一)
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