【写真:(C)ZST事務局】
階級転向で新たな道を見出した竹中慎が、ベルトを見据えフライ級へ本格参戦を果たす。「過去最高のコンディションだった」という前回の宮本大輝戦で、キレのある動きを取り戻し連敗から脱出。寝技の技術には定評があるだけに、ここで勝利して一気にZSTフライ級のトップ戦線に食い込むことができるのか──。
【開催】2012年9月17日(祝・月)
【大会】ZST.32 〜初代ライト級王者決定トーナメント一回戦〜
【時間】開場17:30 開始18:00
【会場】新宿FACE
──まず、連敗脱出の大事な試合となった前回の試合から振り返ってもらえますか。
竹中 初めてフライ級という階級に落としてみて、自分よりも小さい相手と試合をするという印象で、試合前は体力的にも負けないという気持ちだったんですが、実際やってみて相手も非常に体力のある選手で思ったようにはいかなかったです。
──これまで戦ってきたバンタム級から階級を変更するキッカケは?
竹中 基本的に自分の中では、より体重を増やしてできる限り身体を大きくしたいという願望があったので、食事も無理にたくさん食べていたんですけど、そうしたところで体重も変わらなかったので、身体に負担をかけているだけじゃないかという指摘がありました。その指摘をキッカケに食べる量を減らしたり、いろいろ工夫したところ、全然身体に負担がなくなって、練習や日常生活が楽になったんですよ。体重も通常で60kgぐらいになっていたので、少し減量をして55kgでもやれるんじゃないかというのがありましたね。
──階級変更前はプロレスラーや力士のようにどんどん身体を大きくしていこう、と。
竹中 まさにそうですね(笑)。もともと誰かに憧れてというのはないんですけど、自分はパンクラスのジムということもあって、船木誠勝さんや鈴木みのるさんといった方の話を兄から聞いたりしていました。「時代を作ったすごい選手がいる!」という感じで話を聞いていたので、自分の身体を作るという根底にはその意識がありますね。
──階級の話に戻りますが、実際フライ級の身体にしてみて、動きや体力についてはベストなコンディションでしたか?
竹中 そうですね。非常に良く身体が動いて、いろいろな方から「動きのあるおもしろい試合だった」と言ってもらえたんですけど、やっぱりそうやって動けたのはフライ級に落としたからだと思います。
──減量で苦しんだりもなかったのですね。
竹中 はい。今までの場合、試合後半に失速して身体に負荷がかかっていたと感じることが多かったんですけど、前回はそういうこともなく、コンディションに関しては過去最高レベルに良かった状態でした。
【写真:(C)ZST事務局】
──今回の対戦相手、榛葉善也選手の印象はどうでしょう。
竹中 見た目には格闘技をやっているように見えないし、つかみどころのないところがあるんですけど、いざ試合となるとキレのある動きから一瞬で一本を取っていますし、長くSWAT!で活躍しているのを知っているので、基本がしっかりできている選手だという印象です。まずは見た目にだまされないように、という気持ちですね。最初から圧倒するぐらいの気持ちでいかないとやられてしまう技術を持っている危ない選手だと思います。
──フライ級といえば田沼良介選手を筆頭に、矢島雄一郎選手や渡辺竜也選手がいたり、だんだん層の厚い階級になってきていますね。
竹中 言われたとおり選手が揃ってきていて、勢いのある階級だと思いますし、試合を観ていてもスピードや技術が前面に出てくる階級だと思いますので、そこに飛び込むというのは自分にとってもおもしろい挑戦だし、またひとつ新しい目標ができましたね。まだベルトという言葉を口にできる立場ではないと思うので、次の試合で勝ってどんどんそれに近づけるようにしたいと思います。バンタム級よりは自分の中で「イケる!」という感覚は掴みつつあります。
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