講談社から、これ以上『庭の話』のプロモーションに労力を割けないというメールが来た。発売から1年弱、事前に決めたプロモーションをほとんど当時の担当がサボタージュしたので、仕方なく僕が自腹でここまで数字をつくってきたのだけど、そろそろ限界なので講談社ももう少し動いて欲しいと連絡したら、「リソースがない」ので協力しない、という返事が戻ってきた。 心が折れた。 僕は会社から年収1000万円以上を保証されている講談社のエリートサラリーマンではなくて、働いた分しか金にならない自営業者だ。その僕が、担当編集がまったく動かない(マジで普通にサボっていた)ので仕方なく自前で膨大な資金と労力を使ってプロモーションをして、自分の取り分は印税10%しかない講談社の本を売って来た。 それは自分の作品が「かわいい」からやって来たのだけど、その僕に自分たちが「忙しい」からプロモーションに協力したくないと平気でメールに書