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コラム

こんにちは。石田です。
AE(アコースティック・エミッション)とは?」の第2回、「AEセンサと、振動加速度センサの違い」について書いていきたいと思います。

AEセンサと振動センサの違い

<前回記事より>
AEの周波数帯域は数10kHz〜数MHzといわれており、私たちの可聴域(〜20kHz程度)よりもはるかに高周波領域です。振動計が対象にしているのは、5-20kHz程度といわれていますので、一般的な振動加速度センサでは検知できません(周波数帯域には諸説あります)。

この高周波信号を検出するために作られたのがAEセンサです。

ではなぜ、AEセンサでは振動加速度センサでは取得できない高周波信号を検出できるのでしょうか。
そのポイントとなるのが、「圧電素子」です。

センサ名 圧電素子 測定周波数
振動加速度センサ 水晶・ロッシェル塩 5Hz〜20kHz程度
AEセンサ PZT(ジルコン酸チタン酸・鉛) 数10kHz〜数MHz

AEセンサの圧電素子は、高周波数帯域の信号取得に有効な感度を備えているのが特徴です。
振動加速度センサ、AEセンサの共通点は、圧電素子は力を受けると電気を流すという点です。

このAEセンサを利用し、設備の診断に活かす動きは実は1960年ごろから始まっていたそうです。
次回は「転がり軸受」の診断にAEと振動の技術がどのように用いられ、どういった結果が得られるのかについてご紹介します。

本日もご覧いただき、ありがとうございました。

関連製品:低速も診断可能!AEセンサ搭載ベアリング診断器 MHC

だいやまーく編集後記 vol.4 「HR」だいやまーく
先週の土曜は中日vsヤクルト戦を見に行ってきました。
楽しく見れるといいなぁと思っていたら、なんと先頭打者HR!そのあと3番の山田もHR!

後で知ったのですが、山田選手はプロ野球記録に並ぶ4打数連続でのホームランだったそうです。
考えてみると、今までマートンの200本安打や金本の(神宮での?)最終試合など、メディアに取り上げられる時に見に行くことが多いことに気が付きました。
次はどんな場面に立ち会えるのか、今から楽しみです。

鉄原実業 石田
タグ :
#AE
#振動加速度
#圧電素子
#MHC
こんにちは。石田です。
今日は「AE(アコースティック・エミッション)とは?」の第1回です(全3回を予定しています)。

1. AEの定義とは?

一般的には下記のように定義されています。

AE(Acoustic Emission)とは、固体が変形あるいは破壊する際に、固体がそれまでに蓄えていた
"ひずみエネルギー"を解放する結果として発生する弾性波


これだけ聞くと、いまいちよくわかりませんよね?(←私がそうでした)
ですので、具体例を挙げてご説明しようと思います。

2. 身近に存在するAE

割り箸を思い浮かべてみてください。
その割り箸を写真のように折ってみます。

イメージ

すると「メキメキメキッ」という音がして最終的には「ボキッ」と折れると思います。
実はこの「メキメキメキッ」と割り箸が折れようとしている瞬間に発生しているのが「AE」なのです。

また、日本人にとっては身近な「地震」もAEの一種といえます。
震源から地球規模で発生している弾性波ということですね。

3. AEの応用

AEは材料内の応力集中により発生する、すなわち割れや変形などが生じた時に材料自身が弾性波を発します。
そのため、稼働中の設備や、傷の進展具合をオンラインで監視するなど、AE技術を応用したモニタリング手法が確立されてきました。

AEの周波数帯域は数10kHz〜数MHzといわれており、私たちの可聴域(〜20kHz程度)よりもはるかに高周波領域です。振動計が対象にしているのは、5-20kHz程度といわれていますので、一般的な振動加速度センサでは検知できません(周波数帯域には諸説あります)。

この高周波信号を検出するために作られたのがAEセンサです。
測定周波数領域

では、その高周波信号を取得できるAEセンサと、振動加速度センサの違いは何か。
AEと振動、それぞれの優位性は何か。

次回以降、アップしていこうと思います。

関連製品:低速も診断可能!AEセンサ搭載ベアリング診断器 MHC

だいやまーく編集後記 vol.3 「夏の風物詩」だいやまーく

夏の風物詩といえば、「海」「花火」「風鈴」「肝試し...」などいろいろあると思いますが、
特に"熱かった"のは今年100周年を迎える「甲子園」ではないでしょうか。

第1回大会優勝の鳥羽高校や、優勝した東海大相模の小笠原投手。
まだ1年生の早稲田実業の清宮選手も、すごく注目されてましたね!
私は東京生まれの東京育ちなので、応援していたのですが負けてしまいました...。
また来年以降もがんばってほしいです。

その影響もあったのか友人が急に「野球を見てみたい!」と言い出し、
チケットを買おうと思っていたら、なんと会社でヤクルト戦のチケットをいただけることに。
ベストタイミング!というわけで今度久しぶりに野球見に行ってきます。
みなさまも"熱い"週末を。

鉄原実業 石田

タグ :
#AE
#アコースティックエミッション
#振動加速度
#センサ
こんにちは。
本日は「振動法や潤滑油分析以外の軸受の診断手法」について書いていこうと思います。

軸受のさまざまな診断手法

まずはおなじみの「聴音(聴診棒)」や「触診」、「温度」が挙げられます。
手で触って、音で聞いて、五感で感じる診断ですね。

しかし、五感で感じられるということは、すでに何らかの異常が発生、もしくは欠陥が進展している可能性が高く、計画的なメンテナンスの実施は難しいかと思います。

それに比べて、振動法による詳細解析は異音が発生する以前の段階で、どの部分に不良が発生しているのか発見できるという点で優れているといえます。

ただ、前の記事で述べたとおり、振動法は管理値の計算などが必要なので、簡易診断ツールとして使用する場合や、診断初心者の方が使用するには少しハードルが高そうです。

では、他の診断手法はないのでしょうか。

・・・あります!それが「AE(アコースティック・エミッション)」という手法です。
(弊社製品 MHCはこの技術を採用しています!)

AEについては、複数回にわけて、できる限りわかりやすくお伝えできればと思っています。
(私もまだまだ勉強途中なので、至らない部分もあると思いますが...)

本日もご覧いただき、ありがとうございました。

関連製品:低速も診断可能!AEセンサ搭載ベアリング診断器 MHC

だいやまーく編集後記 vol.2 「我が家の野菜事情」だいやまーく
私の家は夏になると決まって出てくるものがあります。
それは夏野菜カレー。
たまねぎ、じゃがいもといった定番に加えて、なす、ピーマン、オクラなどが入ったカレーで、これプラスきゅうりの浅漬けが出てきます。

実はこの野菜たち、すべて母が育てたものなんです。
私が大学に入ったころから、近所の畑を借りて野菜づくりを始めました。
今やスイカまで自給自足です(盗まれたことも何度かありますが...)

野菜嫌いだった私も、母が四苦八苦しながら育ててるのを見たり、実際に自分で畑作業をしたりしているうちに、たいていの野菜が食べれるようになりました。

ただ、日が長いうちは畑優先の我が家。夕飯が21時を回るのは勘弁してほしいと思う今日この頃です...。

鉄原実業 石田
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