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アルペス・マリティマエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルペス・マリティマエ属州の位置

アルペス・マリティマエ(ラテン語: Alpes Maritimae)は、古代ローマ属州の一つである。「アルペス」と名前の付く3つの属州の一つである。紀元前14年アウグストゥス帝の時代にローマの支配下へ入り、63年エクィテスが担当者として任じられる皇帝属州となった。州都はニカエア(現:ニース)の近くにあるケメネルム(Cemenelum、現:シミエ)に置かれた。

ディオクレティアヌス帝による再編でマリティマエ属州は分割されて、ガリア・ナルボネンシスアルペス・コッティアエの各属州へ吸収された。

現在のフランスの県であるアルプ=マリティーム県の名前の由来となった。

前期ローマ帝国の属州(3世紀以前)
本土
元老院属州
皇帝属州
皇帝私領
東方属州(115年 - 117年)
117年以前に存在した属州
上記は、ローマ帝国の領土が最大となった117年の属州。「東方属州」はトラヤヌス帝期にのみ存在した属州。
後期ローマ帝国の属州(4 - 7世紀)
歴史的背景

293年、ディオクレティアヌスによって属州の統治体制が再編され、新たに管区が制定された。は337年のコンスタンティヌス1世の死後、確立された。

ガリア道 (英語版)
ガリア管区 (英語版)
ウィエンヌ管区 (英語版)
ヒスパニア管区 (英語版)
ブリタンニア管区
イタリア道 (英語版)
イタリア郊外区
イタリア穀物区
アフリカ管区 (英語版)
パンノニア管区 (英語版)
イリュリクム道 (英語版)
ダキア管区 (英語版)
マケドニア管区 (英語版)
オリエンス道
トラキア管区 (英語版)
アシア管区 (英語版)
ポントゥス管区 (英語版)
オリエンス管区
アエギュプトゥス管区 (英語版)
その他

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