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山西利和、まさかの失格でパリ五輪の個人切符アウト「ごまかしは利かなかった」 混合出場も消極的

[ 2024年2月18日 10:57 ]

陸上・日本選手権20キロ競歩 ( 2024年2月18日 六甲アイランド周回コース )

<日本陸上競技選手権大会20キロ競歩・男子> ペナルティーエリアに入る山西利和(左) (撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、世界選手権連覇、東京五輪銅メダルの実績を誇る山西利和(愛知製鋼)は失格となった。池田向希(旭化成)が1時間16分51秒で連覇を達成した。

男女ともに日本陸連が定める派遣設定記録を突破して優勝すれば、五輪代表に決まる今大会。山西はスタートから先頭に立つも、5キロを過ぎてから池田向希(旭化成)にかわされる。ロスオブコンタクト(両足が同時に地面から離れた状態)の警告を4度重ね、12キロを過ぎてから失格となった。

「展開は悪くないと思うんですけど、ごまかしは利かなかったなと思います。技術的に少し苦しんだ時期があって、あのペースが10キロ続いた時に制御が利かなかった」

代表枠は「3」。優勝者の池田は即時内定し、次点では日本選手権での3位以内かつ派遣設定記録突破者が続く。今大会で2位の浜西諒(サンベルクス)、3位の古賀友太(大塚製薬)も派遣設定記録を突破したため、山西のパリ五輪20キロ競歩出場は難しくなり、残すは混合種目の団体リレー出場となった。

「混合種目に歩形の悪いやつを出すのは良くないと思うので...というのが正直な気持ちです」

大きな目標としてきたパリ五輪を失い「モチベーションがない部分が大きい」と話した山西。今後の競技継続を問われると、涙を浮かべながら思いを口にした。

「いや、どうでしょうね...。18、19年ぐらいから"一回でも代表選考に漏れたら辞める"ぐらいの気持ちでずっとやってきたので。そういう風な思いでやってきたあの頃の自分に嘘はつきたくない気持ちもあるんですけど...。でも、今ここで辞めるのかなっていう気持ちもあります」

自分の気持ちと向き合いながら、歩む道を決めていく。

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