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岡田久美子、涙の準V 支えてくれた夫や北口榛花らに感謝 日本選手権20キロ競歩

[ 2024年2月18日 14:19 ]

陸上・日本選手権20キロ競歩 ( 2024年2月18日 六甲アイランド周回コース )

<日本陸上競技選手権大会20キロ競歩・女子> 2位の岡田久美子 (撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、女子は岡田久美子(富士通)が1時間29分3秒で2位に入った。

男女ともに日本陸連が定める派遣設定記録を突破して優勝すれば、五輪代表に決まる今大会。優勝、そして派遣設定記録(女子は1時間28分30秒)には及ばなかったものの、参加標準記録(女子は1時間29分30秒)は突破した。

「悔しさもあるけど、参加標準を突破できたので、まずは(五輪の)出場というところはおそらく大丈夫だと思うので。ちょっとホッとしているところがあります」

これまで2大会連続で五輪に出場している岡田だが、35キロ競歩の代表だった昨夏の世界選手権は腰のケガで欠場。その後も痛みは続き、引退を考えるほどだった。当時を思い返すと、自然と涙がこぼれた。

苦しい時期に支えてくれたのが、過去に競歩で五輪入賞の実績を持ち、21年に結婚した夫の森岡紘一朗さん。弱音やグチをこぼしても優しく向き合ってくれ「毎日、泣き言を聞いてくれた」と感謝する。

一方で、競技面で新たな力をくれたのが女子やり投げの北口榛花(JAL)だった。旧知の間柄で、昨年11月に都内のナショナルトレーニングセンターでばったり会った。

北口「元気にしていますか?」
岡田「元気じゃないんだよ〜」

そのやりとりから始まり「良いトレーナーさんを紹介しますよ」と北口が提案。新たな指導者の下、12月から姿勢や体の柔軟性を高めるトレーニングを取り入れ、今大会の好結果につなげた。

「彼女の心の広さ、私のことまで心配してくれて、ありがたくて。彼女にも感謝を伝えたい」と岡田。周りのサポートもあって苦しい時期を乗り越え、新たな一歩を踏み出した。

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