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12秒差を制した男子3位の古賀がパリ五輪確実に 「ぎりぎりの3位ですけど...」 日本選手権20キロ競歩

[ 2024年2月18日 19:04 ]

陸上・日本選手権20キロ競歩 ( 2024年2月18日 六甲アイランド周回コース )

<日本陸上競技選手権大会20キロ競歩・男子>3位の古賀友太(撮影・亀井 直樹)
Photo By スポニチ

デッドヒートを制した古賀友太(24=大塚製薬)が1時間17分47秒で3位となりパリ五輪派遣設定記録の1時間19分30秒も突破。五輪切符獲得を確実にした。今後も選考レースは行われるが、日本選手権の順位が最優先されるためだ。4位の川野将虎(25=旭化成)は1時間17分59秒。12秒差が明暗を分けた。

「パリ五輪に向けて3位以内でこの大会をゴールしたいっていうのがあったんで。ぎりぎりの3位ですけど、そこの順位は取れたんで」と古賀は心底ホッとした様子だった。

「川野選手が単独で2位で浜西選手と追いかける形になっていたんですが、追いつくことができた。そのまま3人の集団になって、もう2位か4位かみたいな感じになった。もう絶対、気持ちだけでは負けたくないって」と闘志をふり絞って歩き続けた。

古賀に危ない場面もあった。「『ロス・オブ・コンタクト』を取られやすい癖というか、そういう特徴があって...」競歩では両足が同時に地面から離れると反則となり、3回のカードで失格する。接戦の中、古賀にカードが提示された。それでも速度を緩めず歩ききったのは実力者の証でもある。

東京五輪は補欠で出場できなかった。「パリ五輪に出場できればメダル、入賞っていうところに絡んでいければ。後半は後輩の浜西選手に引っ張ってもらって申し訳ないというか、一個下なので」と明大の後輩に感謝した古賀。「今でも結構一緒に練習をしているんですが、急激に力をつけてきている。私自身も負けないよう成長していきたいなと思っています」と締めた。

4位に終わった川野はレース後のミックスゾーンで呼吸を整えるためなのか、ため息なのか「はぁ、はぁ」と大きく息をした。「調整は完璧でした。周りがこれだけやってくれた中で自分が未熟でした」。12秒差の無念を言葉として絞り出した。

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