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51歳葛西 最年長W杯ポイント獲得 終盤戦遠征メンバー入りも「少しずつ見えてきた」

[ 2024年2月18日 04:35 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子札幌大会 ( 2024年2月17日 札幌・大倉山ジャンプ競技場 )

30位となった葛西紀明の1回目の飛躍。5季ぶりにW杯得点を獲得した=大倉山
Photo By 共同

4季ぶりに出場した51歳の葛西紀明(土屋ホーム)は117メートル、104メートルの合計169・2点で30位となり、19年3月以来5季ぶりに30位以内に与えられるW杯得点を獲得した。自身が持つ最多出場記録を570試合に更新し、最年長出場記録も塗り替え、節目の試合に花を添えた。ジャンプ週間総合優勝の小林陵侑(27=チームROY)が128・5メートル、138・5メートルの合計262・6点で2位に入った。

2300人の歓声を受け、レジェンドがW杯に帰ってきた。1回目は117メートル。30位以内ギリギリの28位で進出した2回目は104メートルで30位に終わった。「25位くらいまで行きたいという欲が出て力んでしまった。(30位以内に)残れたのはラッキーだったし、1ポイント取れたのは大きい」。最多出場および最年長出場の記録更新となった節目の大会で、5季ぶりのW杯得点獲得。これもまた最年長記録となった。

わずか1点でも、W杯得点を手にしたことで、W杯終盤戦の遠征メンバー入りの可能性も現実味を帯びてきた。遠征メンバーでW杯個人総合ランキング下位の竹内択とはわずか1点差。「(メンバー入りは)少しずつ見えてきた感じはある。失敗してはいられない」と、きょう18日の個人第20戦でさらなる得点の上積みを目指す。

この日の試技ではK点(123メートル)越えの126メートルを飛び、前日の公式練習でも125メートルをマーク。かみ合えばさらに上位も狙えそうだ。「今日のこの2本で緊張と欲が出たのを修正し、ジャンプに集中したい」と、新たな伝説に挑む。

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