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"鶏むね肉の皮を剥ぐ"のはNG?皮なし鶏むね肉のデメリットとは[管理栄養士監修]

[ 2023年8月4日 09:00 ]

ダイエットや筋肉増強に役立つ「鶏むね肉」ですが、脂質やカロリーを削るために皮を取って調理する人がいます。この行動、実は大事な栄養素をムダにしてしまっているのです......!

【鶏胸肉100gのカロリー&タンパク質】皮あり・皮なしの違い。効果的な食べ方とは[管理栄養士監修] 』という記事から、鶏むね肉の皮に注目して、メリットなどをご紹介します。

鶏むね肉の皮を剥ぐと、こんなデメリットが......!

鶏むね肉の皮には、ビタミンAが含まれています。

そのため、皮を剝いで食べると、せっかく鶏むね肉にあるビタミンAを摂取できないのです!

ビタミンAのメリット

  • 筋細胞の維持・向上
  • 美しい肌を保てる など

ビタミンAは、細胞の成長や皮膚や粘膜の機能に関係するため、摂取することでこのようなメリットが期待できます。反対に、ビタミンAが不足すると、肌の乾燥・胎児の奇形などにつながると言われています。

皮なしにすることで、メリットもある

鶏むね肉の皮は、脂質が多いため、皮なしにすることで脂質やカロリーを削ることができます。そのため、ダイエット中でカロリー制限をしている人には、皮なしの方が嬉しいですよね。

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鶏胸肉100gあたりの栄養価表

若鶏胸肉(生)

皮あり 皮なし
エネルギー 133kcal 105kcal
たんぱく質 21.3g 23.3g
脂質 5.9g 1.9g
糖質 0.1g 0.1g
ビタミンA 18μg 9μg
ビタミンB6 0.57mg 0.64mg

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

たんぱく質の量や脂質の量だけに注目するのではなく、全体的な栄養バランスで見ることが大切です。ビタミンAの補給のために、皮も上手に取り入れましょう!

鶏むね肉が柔らかくなる! おいしい調理方法

硬くなりやすいむね肉ですが、柔らかくする簡単な方法があります。

  • フォークや包丁で穴をあけ、加熱時間を短くする
  • そぎ切りして筋繊維を断ち切り、加熱で筋肉が縮むのを防ぐ
  • 塩麹やマヨネーズ、ヨーグルトなどに漬け込む
  • 刻んだ舞茸に漬け込んだり、舞茸と一緒に料理する

管理栄養士さんからのコメント

とり胸肉は脂肪が少ないため、調理によって水分が出てパサつきを感じてしまいます。

そのため加熱時間を短くし、水分を逃さないようにした処理をすることや筋繊維が縮むのを防ぐ、調味料や食材につけてたんぱく質を分解するなどの方法がおすすめです。(三城先生)

(注記)本記事はMELOSで公開された記事『【鶏胸肉100gのカロリー&タンパク質】皮あり・皮なしの違い。効果的な食べ方とは[管理栄養士監修] 』を再編集したものです。

<Edit:編集部>

スポーツの2023年8月4日のニュース

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