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石川遼の弟・航は71 今季初の予選通過「4日間プレーして、どういう収穫を得るかが大事」

[ 2023年8月4日 18:21 ]

男子ゴルフツアー 横浜ミナトチャンピオンシップ第2日 ( 2023年8月4日 神奈川県 横浜CC=7231ヤード、パー71 )

1番でティーショットを放つ石川航(撮影・福永稔彦)
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8位から出た石川遼の弟・石川航(23=フリー)は3バーディー、3ボギーの71で回り、通算3アンダーの19位で決勝ラウンドに進んだ。首位とは7打差。

ツアーでは21年関西オープン、22年KBCオーガスタに続く3度目、今季初の予選通過を果たし「4日間プレーして、どういう収穫を得るかが大事だと思うので、良かった」と安堵(あんど)の表情で話した。

首位と3打差の好位置で第2ラウンドに臨んだ。「予選通過したいので、コース内を置くということをテーマにして冷静にマネジメントを心がけた」。ティーショットでもユーティリティーを使うなど堅実にプレーした。

インから出て14番パー5で残り35ヤードの第3打を40センチに付けてバーディー先行。15番は残り105ヤードから52度のウエッジで1・5メートルに付けて連続バーディーとした。

17番でティーショットを右のブッシュに打ち込みながら何とかボギーで切り抜けた。18番でも落とした。それでも気持ちを切らさず、ハーフターン直後の1番で6メートルのバーディーパットを沈めた。9番でボギーを叩き2日連続のアンダパーこその逃したものの、自身最上位で週末を迎える。

石川航には、理想のペアリングがある。日体大時代の盟友であり練習仲間でもある河本力、中島啓太、そして尊敬する兄の石川遼と同組で上位争いすることだ。「上位で一緒に生まれたら楽しいだろうなと思う。今週は僕があんまり上位じゃないけど、いつかはそういうのを、と夢見ている」。石川遼、河本は予選落ちしたが、中島は10位で決勝ラウンドに進んだ。3日目のスコア次第では、優勝争いもあり得る。

兄について聞かれると、石川航は「スタート時間が全然違っていなかったので、コース内で会わなかったですし、密かに応援してくれているといいなと思います」と話した。

これに応えるように石川遼は「まだまだ(プロゴルファー人生は)始まったばかり。広い視野で見ると、予選を通るということも彼にとっていいことだと思うので、応援したいと思います」と弟に気遣いを見せた。

8歳違いの兄の思いも背負って、石川航が上位を目指す。

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