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集英社、ジャンプ「早バレ」容疑者逮捕に声明 漫画家らが「心を痛めている...」海賊版撲滅へ期待

[ 2024年2月5日 11:07 ]

集英社公式サイトから

熊本県警と新潟県警の合同捜査本部は4日、発売前の「週刊少年ジャンプ」の画像をインターネットで公開したなどとして、著作権法違反の疑いで、東京都新宿区の会社経営、ムサ・サミル容疑者(36)ら外国籍の男2人を逮捕した。報道を受け、集英社は5日、公式サイトを通じ、声明を発表した。

逮捕容疑は、2023年3月15日ごろ、ジャンプに掲載されている漫画の画像を、発売の5日前にサイトで公開したほか、先月にも発売前のジャンプの漫画をスマートフォンで撮影した疑い。2人とも容疑を一部否認している。

漫画雑誌が発売される前に画像をネットで公開することは「早バレ」と呼ばれる。熊本県警がサイバーパトロールで発見し、同時期に捜査していた新潟県警と合同で調べていた。

報道を受け、「週刊少年ジャンプ」を発刊する集英社は「漫画雑誌の内容が正式な発売日の前に違法アップロードされる"早バレ"は、SNS等を通じた拡散を伴い、発売日を心待ちにされている読者の皆様の楽しみを奪うものです。著者も大変心を痛めており、弊社として極めて問題視しています」と主張。

今回の容疑者逮捕について「問題解決に向けた大きな前進と考えており、"早バレ"ルートの解明が今後の被害抑止につながることを期待するものです」と、被害抑止への期待を記した。

その上で「弊社はこれからも著者が心血を注いで作り上げた作品とその権利を守り、読者の皆さまに漫画を適正な形で楽しんでいただくことができるよう、あらゆる対策を積極的に講じてまいります」と宣言した。

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