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富川悠太アナ56日ぶり「報ステ」で謝罪 発熱軽視を反省、自身の感染経路は「思い当たるところない」

[ 2020年6月4日 22:31 ]

テレビ朝日の富川悠太アナウンサー
Photo By 提供写真

テレビ朝日「報道ステーション」(月〜金曜後9・54)のキャスターで、新型コロナウイルスに感染し療養していた富川悠太アナウンサー(43)が4日、56日ぶりに番組復帰し、謝罪した。4月9日まで番組に出演していたが、感染が判明して入院。4月21日に退院後も出演を見合わせ、自宅療養を続けていた。

番組冒頭に「感染拡大の防止を呼び掛けていたにも関わらず、番組内に私を含めて5人の感染者が出てしまいました。あらためてお詫び申し上げます」と頭を下げ、「そして、視聴者の皆さまからは多くのお叱りの言葉をいただきました。一つ一つ真摯に受け止めています」とコメントした。

この日の放送では自身の感染状況について報告。4月3日に発症したとみられ、発症前2週間の主な行動をボードを用いて説明した。「(3月20日に)体育館で知人とバドミントンをしたことはありましたが、ロッカールームを使用しないなど感染防止に気を使っていました。(同21日は)携帯電話ショップに家族と、(同22日には)スーパーを一人で利用した」と続けた。

「その後の休日はほとんど自宅で過ごし、宴会や懇親会にも参加していません。都から外出自粛が要請された3月28日以降は自宅と会社を往復する毎日で、通勤はタクシーを利用しており、結局どこで感染したのか思い当たるところはありません」と伝えた。

富川アナは2度発熱があったが、平熱に戻ったとして、4月6〜9日は番組出演を続けていた。「振り返ってみると、短時間とはいえ2日で2度も38度台の熱が出ていたのに、正確に報告せずに番組出演を続けてしまった。この判断が間違いだった」と反省の弁を述べた。

反省点として「短時間でも発熱を軽視しない」「正確な体調把握と判断の恐れ」「密な環境をなくすことができなかった」の3点を挙げてから「入院中、私は命の危険と隣り合わせで働く医療機関の皆さん、多くの姿を目の当たりにしてきました。私自身、今回の感染をきっかけにもう一度初心に戻ってニュースの現場を取材することにいたします。新型コロナウイルスの感染防止にも少しでもお役に立てたらと考えております」と誓った。

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