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失敗しない男 広島・栗林記録締め!! 新人最多タイ37S「与えられた仕事を100%できた」

[ 2021年11月2日 05:30 ]

セ・リーグ 広島9ー7ヤクルト ( 2021年11月1日 神宮 )

<ヤ・広25>栗林が最終回を1失点で締めてセーブを挙げる(撮影・篠原岳夫)
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広島・栗林がシーズン最終戦のヤクルト戦で37セーブ目を挙げ、15年にDeNA・山崎康がマークした新人最多セーブのプロ野球記録に並んだ。守護神は達成感をにじませた。

「セーブ数より、セーブ機会で一度も失敗しなかった。自分の中では、与えられた仕事を100%できたのかなと思います」

3点優勢の9回に登板。先頭・宮本に3球目を右翼ポール際へ運ばれ、リプレー検証の末にファウルとなったが、直後の149キロ内角直球を右翼席へ運ばれた。今季53試合目のプロ初被弾。さらに2死一、二塁のピンチを招くも、最後は代打・青木を149キロ直球で空振り三振に斬った。

「首を振って投げた球を本塁打されたのは反省点。でも、すぐに切り替えられました」

150キロ超の剛速球と宝刀フォークなどの変化球を操り、セーブシチュエーションでは一度の失敗もないままシーズンを完走した。後半戦の登板はすべてセーブを挙げる圧巻投球。7月14日の中日戦を起点とする連続セーブは20試合となり09年の中日・岩瀬と歴代2位で並んだ。

「記録は自分だけじゃなく野手の皆さんのおかげでもある。首脳陣に感謝し、来季もやりたいと思います」

激戦の新人王をたぐり寄せる記録締め。DeNA・牧や阪神・伊藤将、中野、ヤクルト・奥川らライバルは数多いが、栗林は吉報を信じて待つ。

しろまる...栗林(広)がプロ野球2位タイの20試合連続セーブで37セーブとし、15年山崎康(D)の新人最多記録に並んだ。今季は52試合で防御率0.86。50試合以上に登板して防御率0点台は15年松井(楽=63試合、0.87)以来14人目(15度目)、セでは12年山口鉄也(巨=72試合、0.84)以来で広島では初めて。

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