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阪神W戴冠の1、2番がCSへ決意新た 近本「勝利につながるヒットを」中野「かき回せるように」

[ 2021年11月2日 05:30 ]

最多安打の近本(右)と盗塁王の中野
Photo By スポニチ

セ・リーグは1日にレギュラーシーズンの全日程が終了。阪神勢では、近本の最多安打と中野の盗塁王のタイトルが確定した。近本は開幕直後は不振も、5月から一気に状態を上げ、ともにリーグトップの複数安打60度、猛打賞14度で自己最多の178安打。球団では13年マートン以来の最多安打に充実感を漂わせた。

「純粋にこのタイトルを獲れたことをうれしく思います。シーズン序盤は打つことができずチームに迷惑を掛けてしまいましたが、その後は何とか貢献できたのかな」

中野は、新人ながら早々と遊撃レギュラーに定着。昨年まで2年連続盗塁王だった近本を上回る30盗塁で失敗もわずか2と高い成功率を誇り「自分が獲れるとは想像もしていなかったのでうれしい」と喜んだ。

CS第1戦で対戦する巨人・菅野との今季成績でも近本が打率・500で中野が同・300。近本が「チームの勝利につながるヒットを1本でも打てるように」と話せば、中野も「塁に出て相手をかき回せるように」と本領発揮を力強く宣言。1、2番のタイトル奪取コンビが、難敵攻略に弾みをつける。(遠藤 礼)

しろまる...近本(神)が初の最多安打を獲得。阪神では13年のマートン以来12人目(16度目)。球団日本人選手では92年の和田豊以来29年ぶりで、表彰対象となった94年以降では初めて。

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