季刊 刑事弁護120号

季刊 刑事弁護120号

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この本の内容

目次

[特集1]差戻審裁判員裁判の審理と弁護
[特集2]要保護性とは何か

この弁護士に聞く 多田元(前編) インタビュアー:左近麻奈美

[特集1]差戻審裁判員裁判の審理と弁護
本特集の趣旨●くろまる山本 衛/鵜飼裕未
事例の集積から見る裁判員裁判の差戻審における審理●くろまる山本 衛/鵜飼裕未
ケース報告1 差戻し後に訴因変更がなされた殺人被告事件●くろまる赤木竜太郎
ケース報告2 専門家として証言できる範囲が大幅に縮小された事例●くろまる古橋 将 ケース報告3 訴因変更の違法性等を理由として破棄差戻しとなった強盗殺人・死体遺棄事件●くろまる篠崎淳
ケース報告4 死刑求刑が行われず無期懲役求刑がされた事例●くろまる髙木小太郎
ケース報告5 無期懲役判決破棄、差戻し後に死刑判決となった事例●くろまる鬼頭治雄
ケース報告6 危険運転致死事件の差戻審●くろまる趙 誠峰
破棄判決の拘束力●くろまる後藤 昭
公判は白表紙起案をするところではない―差戻し公判覆審説●くろまる高野 隆
差戻し裁判員裁判を担当することになったら●くろまる坂根真也
座談会 差戻審裁判員裁判にどう対応するか●くろまる後藤 昭/高野 隆/赤木竜太郎/山本 衛

[特集2]要保護性とは何か
本特集の趣旨●くろまる武内謙治
要保護性をめぐる理論状況●くろまる服部 朗
弁護人・付添人実務と要保護性●くろまる安西 敦
検察官送致事件における要保護性●くろまる土橋央征
裁判官からみた要保護性●くろまる藤永祐介
社会調査と要保護性●くろまる須藤 明
少年矯正と要保護性―矯正教育の実践活動を通して●くろまる中島 学

[刑事弁護レポート]
訴因変更請求が却下された無罪事例●くろまる赤木竜太郎
周辺を丹念に見ることで得た無罪判決●くろまる金村 修
捜査側の誤訳指摘と刑訴法321条1項2号の適用阻止で無罪となった事例●くろまる本庄美和子

[連載]
刑弁人情酒場(15) まわりの人々が支えたアルコール依存からの脱却●くろまる市川哲宏
桜丘だより(88) (最終回) 神山啓史弁護士のこと●くろまる櫻井光政
通訳人随想録(8) 通訳人の語学力●くろまる丁海玉
法律実務家のための心理学入門(27) 評議の中の心理学(2)●くろまる若林宏輔
先端的弁護による冤罪防止プロジェクト、始動!(4)死刑か、無期懲役かを決定づけた何か―それは資金支援によって紡ぎだされた●くろまる宇野裕明
取調べ拒否! RAIS 弁護実践報告(1) 連載開始にあたって●くろまる宮村啓太
裁判員裁判事例研究シリーズ(35) 建物が全焼した放火事件で、起訴前鑑定に依拠して精神障害の犯行への影響を立証し、執行猶予となった事例●くろまる法テラス本部裁判員裁判弁護技術研究室
重罰化要因となる社会的類型の研究(4)被害者1名の通り魔・無差別殺人(下の2)●くろまる岩本憲武/大橋君平
検証刑事裁判(21) 供述の信用性判断及び証拠評価が見直され差戻審で無罪となった事例●くろまる大橋君平
ケース研究・責任能力が問題となった裁判員裁判(9) 妄想・躁状態の症状がある場合に、心神耗弱の合理的疑いが否定できないと原判決を破棄した事例●くろまる小林英晃/森岡かおり/椎名明大


投稿論文 判例評釈 誤振込金の送金・控訴審判決―広島高判令6・6・11LEX/DB25620093●くろまる松原芳博

[文献紹介]
話題の一冊 山下潔『手錠腰繩による被疑者・被告人の拘束』
実務に役立つ論文紹介(39)●くろまる松本浩幸/津金貴康
ブック・レビュー 小坂井久(編集代表)『取調べの可視化 その理論と実践―刑事司法の歴史的転換点を超えて』●くろまる笹倉香奈

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