あぶれピューリタン 逸脱の社会学
アメリカ建国前史を彩る入植者ピューリタンによる理想の国家建設の過程において、社会的連帯感はどのように形成されたのか。
| 著者 | カイ T・エリクソン 著 村上 直之 訳 岩田 強 訳 |
|---|---|
| ジャンル | 人文 |
| 出版年月日 | 2014年06月27日 |
| ISBN | 9784877985813 |
| 判型・ページ数 | A5・252ページ |
| 定価 | 本体2,800円+税 |
| 在庫 | 在庫あり |
社会が秩序を形成・維持するためには、《逸脱者》の存在が不可欠である。
この歴史的事実を、アメリカ植民地期のピューリタン入植者の社会に発見した本書は、『アウトサイダーズ』とともにラベリング理論の宣言書である。
アメリカ植民地期の魔女狩りの実態を、推理小説よりはるかにスリリングに解き明かす、社会学と歴史学の融合の書!
アメリカ建国前史を彩る入植者ピューリタン達による新しい理想の国家建設の歴史過程と、そこに不可欠な社会的連帯感がどのように形成されたかを扱った、歴史学と社会学の融合の書。社会が秩序を形成・維持するために、一定の逸脱行為と逸脱者の存在が必要であったという歴史的事実を発見し、この事実を、歴史的一回性の出来事にととまらず。社会の形成・維持のための不可欠な普遍的法則であることを証明する。
第1章 逸脱の社会学
第2章 マサチューセッツ湾のピューリタン
歴史背景
ピューリタンのエートス
法と権威
第3章 悪魔のかたち
反律法主義論争
クエーカー教徒の侵入
セイラム村の魔女たち
第4章 ピューリタンの犯罪率の安定と不安定
第5章 ピューリタニズムと逸脱