刑罰に脅かされる表現の自由
NGO・ジャーナリストの知る権利をどこまで守れるか?
グリーンピースのスタッフが、横領事件の証拠となる鯨肉を「盗んだ」として逮捕された事件の裏側にある法的および社会的問題。
| 著者 | グリーンピース・ジャパン 編 海渡 雄一 監 |
|---|---|
| ジャンル | 法律 > 司法制度 > ブックレット |
| シリーズ | GENJINブックレット |
| 出版年月日 | 2009年11月15日 |
| ISBN | 9784877984328 |
| 判型・ページ数 | A5・80ページ |
| 定価 | 本体1,000円+税 |
| 在庫 | 在庫あり |
第1部 「クジラ肉裁判」とは何か?
はじめに
"調査捕鯨"とは?
1 "調査捕鯨"の不正を告発して逮捕--何が起きたのか?
佐藤潤一(グリーンピース・ジャパン職員)
コラム1 内部告発者のインタビュー(抜粋)
コラム2 グリーンピースとは?
コラム3 告発前、水産庁も土産はないと断言
2 NGO活動家にはジャーナリストと同様の調査活動の自由がある
--クジラ肉裁判における弁護側の自由権規約に基づく主張
海渡雄一(弁護士)
資料 クジラ肉裁判の経緯
第2部 ヨーロッパ人権裁判所の判例に学ぶ
ジャーナリストとNGOの表現の自由はどこまで守れるか?
[講師]デレク・フォルホーフ氏/インゲール・ハート=ラスムッセン氏
1 デレク・フォルホーフ氏による講演から
2 講演会における質疑応答から
第3部[鼎談]クジラ肉裁判の隠された本質
[発言者]星川 淳/寺中 誠/日隅一雄
はじめに
事件に対する一般社会の冷たい反応とその背景
市民団体による調査活動はどこまで許されるか?
刑事司法という権力にさらされて
クジラ肉裁判の隠された本質的問題とは?
表現の自由・知る権利の本当の意味
むすびに--私たちは今後どうするか?