玄関のドアを開けたとたん、あなたの眼に飛び込んできたのが、金髪で青い目の宅配便配達員であっても、驚くには及ばない。金髪碧眼の彼らは、蘇寧易購が全国規模で募集した外国人宅配員だ。春節(旧正月。今年は2月8日)に向けたオンライン・ショッピング商戦の一環として、宅配員の不足状態に陥らないための対策として、同社は「外国人宅配員」を重要戦力として加えたのだ。中国放送網が伝えた。
〇ルックスが物を言う!明るい雰囲気が漂う「外国人宅配員」は評判上々
宅配用のトライク(ミニ三輪自動車)に乗り、清潔なユニフォームを身に着け、その背中に印刷されている「蘇寧宅配」が、彼が何者であるかをはっきりと示している。2日ほど前から、北京や広州などの街頭に、外国人宅配員が姿を現すようになり、多くの市民の注目を集めている。
北京市朝陽区では、親切な市民の助けを借りて、カザフスタン出身の宅配員が無事、李さんの自宅に辿り着くことができた。李さんは、外国人の青年が配達してくれたこと大変驚き、また大いに感激し、受領書にサインを済ませると、自ら希望して彼とのツーショット写真を撮影した。彼女にとって、荷物を配達してくれた外国人宅配員は、来年の「幸運」を荷物と一緒に運んできてくれた「キューピット」的な存在だ。李さんは、「新しい年を迎えるために買い求めた最初の品物を、外国人青年が届けてくれた。なんて春から縁起が良いのでしょう!」とすこぶるご満悦だ。